不思議な玉手箱Ⅱルワンダ編・その3    by もりぞのとしこ

以下が旅行前に調べてわかったこと。
ルワンダ共和国(Republic of Rwanda)
首都  キガリ(Kigali)
面積  2.63平方Km  (四国の1.5倍、 うち1390平方Kmは湖)
人口  約1070万人 (2011年調べ)
言語  英語、キニアルワンダ語、フランス語、 スワヒリ語
気温  年間通じて25度C 高度1600メートル
時差  日本より17時間遅れ
通貨  1ルワンダフラン = 約0.8円(2012年2月現在)
宗教  カソリック    60%
    プロテスタント  26%
    イスラム教
    その他
独立  1962年7月1日 
大統領 ポール・カガメ氏
アクセス
キガリへの直行便はナイロビ(ケニヤ)、ヨハネスブルク(南ア)、アジスアベバ(エチオピア)、アムステ
ルダム(オランダ)の国々から運行されている。ちなみにアムステルダムからは約八時間。
位置
アフリカの中央部に位置し、西側にコンゴとナイルの水域を分ける分水嶺が南北に走る。北はウガンダ、
東にタンザニア、南にブルンジ、西にコンゴ民主共和国と、四方を囲まれた内陸国である。
おもな観光
三つの国立公園を擁する。どの国立公園にも、首都キガリから車で行くことができる距離である。ルワ
ンダでは、その多彩な自然環境を生かしてエコツーリズムに力を入れている。

*ヴォルカン国立公園 (Volcanoes National Park)
ウガンダとの国境に並ぶ7つの火山帯のなかの5つの火山を有する。
なかでもダイアン・フォッシーで有名な山、カリシンビ山は4500メートルを誇る。
マウンテンゴリラ・トレッキングは世界中からのツアー客に特に人気があるため、半年前の予約が必要。
 
*アカゲラ国立公園  (Akagera National Park)
アカシアが繁茂する広大な湿地帯に生息する野生の鳥類、動物たちが見られる。

*ニュングウェ国立公園 (Nyungwe Forest National Park)
熱帯雨林のエコツーリズム、多種の動植物の宝庫。多くの鳥類、霊長類が生息する。     

ジェノサイド記念センター  (Genocide Memorial Center)
産業
コーヒー・・・ルワンダ輸出売上の1位。最高級品のブルボン種で香り高く美味。ヨーロッパで多く愛飲
されている。植民地時代に各農家に70本ずつを栽培させた。現在でも大規模農場ではなく、50万戸
の農家のみが1戸あたり200本の木を栽培している。完全手作業で、自然有機栽培。
紅茶・・・・・1年中安定的な茶葉の収穫がみられる。十分な降雨と2000メートル以上の高地で栽培し
ているのが好条件となっている。従事者は六万人。1982年にロンドンのティーオークションで最高値
がつけられ、以後世界に知れ渡った。 生産量の99パーセントがAAクオリティーであり、コーヒーとと
もにルワンダの主要な輸出産業となっている。
タンタル・・・・レアメタル。世界の生産量の約5パーセント


出発
2012年2月初め、ようやくルワンダ民主共和国に足を踏み入れることになった。

2月7日
午前1時にエア・フランス便に搭乗、ついに羽田を発った。パリ、ドゴール空港に到着後、トランジットの
ため1時間、空港内で待つ。
パリからオランダ、アムステルダムへ。空から見る雪景色。スキポール空港からリムジンで運河沿いの、
ネットで予約しておいた小さなホテルに。オランダ生まれのゴッホのジャポネスクを踏襲してか、東洋と
西洋のモダニズムをない交ぜにした装飾がほどこされたキッチュなホテルだ。
外はとても寒い。運河沿いのカフェでランチをして夕方まで歩き回ったが、ホテルに帰ってきたときには
身体が冷え切っていた。
何十年来の寒波で、アムステルダムでは運河も凍っているほど。それでも大人も子供も、運河の上で
スケートをして遊んでいた。ベビーカーを押したママさんまでも。

2月8日
いよいよルワンダに向かって出発の朝が来た。
早朝五時起き。雪景色のなかを、タクシーでスキポール空港に向かう。
すでに空港内はわさわさと活気がある。自動チェックインをして出国審査、手荷物検査に移動。チェッ
クが厳しく、コートはもちろん、時計、ブーツなどすべて単独で探知機にかけられる。
乗客のほとんどが欧米人旅行者、あるいはアフリカ系の人々、アジア系は我々を含めて3~4人しか
いない。皆、バックパッカーだ。欧米人にとってアフリカは身近な存在なのだとよくわかる。距離的に
も近いうえ、さまざまな産物や労働力を生み出す宝の国々だったのだから当然だろう。そして何より
も彼らは、日本人とちがって、古来より外国に出て行くことをいとわない人種なのだから。

10:05am発、KLM0535便 出発。
途中アジスアベバにトランジット。機内からは下りず、客の乗り降りを待つ。さまざまな人種、さまざま
な服装の人々が乗り込んでくる。さすがに、今私は旅をしているのだと感じる。

機外では夕暮が迫っている。
アフリカの空で薄暗い夜が始まり、少しずつ色濃く深まっていく。
地上には灯り一つ見えず、砂漠の上なのか、あるいはサバンナの空の上なのか、月明かりが見え
始め、幾すじもの光の縞が地上に注がれた。
ここはアフリカだ。

20:17pm キガリ空港に到着。9時間のフライトだった。
25年前のニューデリーの空港のような、混沌としてうら寂しい空港だろう・・・と勝手に思い込んでい
たので、実のところ驚いた。
空港ビルにKIGARIの文字がライトアップされている。ボーディング・ブリッジがないので、飛行機の
タラップを降りる。
うなるエンジン音のなかを乗客は思い思いに散らばって、明るい空港内に向かって歩いていく。簡
素で清潔な印象。
そして入国審査。意外にも簡単なチェックでスルー。審査官が日本語で「コンニチハ」と、にっこり。
ルワンダ人は背のスラリと高い人、低い人。顔が細長い人、丸い人、いろいろ。
夜のパーティーを繰り上げての友人ご夫妻のお迎え、ありがたい。
丘の斜面の民家の灯りを眺めながら、友人宅に向かった。

写真はオランダ、ゴッホ美術館前。
D:\写真フォルダ(D)\ルワンダ・オランダ(パパ分)\IMG_3814.JPG