3/4 2003掲載

昨年の秋、ハニーが天国へ旅立ってからもう4ヶ月が経ちました。
光陰矢の如しで月日の経つのは早いものですね。
その折に詠みました歌が短歌同人誌に載りましたのでお送りします。
 
今日はお雛祭りですので、アレンジフラワーのお雛様を添えてみました。
 
歌華人




腕の中で一声あげて逝きし犬に夫は問いかく言いたきことを

 

安らかな命の終わりになすすべもなくて名を呼ぶ犬の名を呼ぶ

 

子でないと自らに言い子のように育てし犬逝く我が腕の中

 

ひとかたまりの煙となりて犬は逝き茶畠の先青空となる

 

愛されし犬は天使になるという自在に遊べ我が家のハニー

 

犬の名と溢るる涙おさうる日秋陽は深く部屋に射しくる

 

亡き犬の教えてくるる心かと友等のメールにマウスを握る

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