4/13 2004掲載

「大和の桜街道を訪ねて」   手打ち庵&歌華人
 
早よーレポート出せという皆様のご要望ですので、踏ん張ってまとめます。
4月10日、11日の二日間金沢の友人達と吉野をはじめ、大和の桜街道めぐりを
してきました。
 
金沢から17人でマイクロバスを仕立ててやってきた友。桜井の駅で我々二人ピックアップして
もらい、向かった先は三輪そうめんの千寿亭。ここでそうめん会席の昼食を済ませて、いよいよ
花見ツアーの始まりです。
 
まず向かった先は、牡丹で有名な長谷寺。



満開を少し過ぎていましたが、まずまずの眺めです。


舞台の上から見下ろす境内の桜や五重塔を背景にした眺めもなかなかのもの。



 
続いて向かったのは、石楠花で有名な室生寺。ここの桜は数はたいしたことはありませんが
今がちょうど満開でした。


 
ここの五重塔は6年前の台風で後ろの大木が倒れ、半壊した国宝です。今は修復されており、
脇に咲く桜と見事にマッチしています。


 
金堂の屋根越しに見る山桜や本堂の傍らに咲く古木の桜。いずれも風情があり過ぎます。
 
室生寺を後にして、次は大野寺。ここは隠れたしだれ桜の名所。
沢山のしだれ桜がありますが、メインは「小糸桜」と呼ばれる樹齢300年の大木です。
「小糸桜」の前に集合。



川を隔てた向こう岸には鎌倉時代に彫られたという「摩崖仏」があります。

 
一日目の最終目的地は「かぎろい」で知られる大宇陀にある「又兵衛桜」
大宇陀一帯は昔、阿騎野と呼ばれ、万葉集に数多く詠まれた土地です。
柿本人麻呂の「東の野にかきろいの立つ見えてかへりみすれば月西渡きぬ」
はあまりにも有名ですね。
 
「又兵衛桜」は樹齢400年。戦国の武将後藤又兵衛ゆかりの桜ということです。
 

ここで一日目は終わり。今夜の宿、川上村の湯盛温泉「杉の湯」に向かいました。
ここは村営の温泉旅館。すばらしい檜のお風呂と露天風呂がありましたが、とりあえず
宴会。
 
2日目はいよいよ、今回のメインイベント、吉野山です。
この日は午後から勝手神社から蔵王堂まで大名行列が予定されており、相当の人出
が予想されますので、それを避けて早めに吉野山に着くことにして、朝8時前に宿を出発。
8時半には下千本の駐車場に入りました。
ただし、乗用車はここまで来られずに吉野川の川原でストップです。我々は観光バスですのでOK。
 
まずは下千本の桜。


そして、ここは金峰山寺の総門である黒門。
 
あとはゆっくりご覧ください。





途中、大名行列に加わる可愛いお稚児さんに会いました。


 
リワキーノさん、水分神社までは行けませんでした。皆さん金沢まで帰らなければならず、
1時には出発でしたので、中千本と上千本の間くらいで引き返さねばなりませんでした。
残念でしたが、次回の皆さんとの吉野行きにとっておきます。
 
今回の大和桜街道の旅は、行く先々の寺や吉野山だけではなく、車窓から見る里山に
咲く桜も大変美しいものでした。やはり大和(日本)は桜の国ですね。

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