奈良・吉野桜ツアー  その1

 
by手打ち庵

昨年の小春ママ&パパ、k.mitiko&リワキーノ姉弟ご一行との吉野桜詣でに続いて、今年の

春も奈良・吉野桜ツアーでした。今回の道連れはりんりんらんらん、ムー和尚&三人官女の

母夫妻、小和尚ことMr.Koyanagiです。

 

前夜のリワキーノを囲んだ京都での鯨料理の余韻も残る朝、新田辺駅に集合して、まずはリ

ワキーノご推薦の「井手の玉川」の桜です。少し散り始めでしたが、うららかな日差しの中、

のんびりと散策。




   

夫婦でツーショット  



この方はとりあえずお一人で・・・


桜と連翹の彩が美しい玉川の土手。

 

井手町を後に次にやってきましたのは、東大寺の前に広がる春日野園地。

早速鹿がおねだりしてきます。



足元の鹿のフンに気をつけて・・・  



この写真は数日前の快晴の日の春日野園地、数日間で桜のピンクが濃さを増したよう。



若草山の麓に向かう桜のトンネル、このあたりの桜はいろんな色が混じって、まっこと美しい。








これは記念の一枚  



こちらも楽しげ・・・ 



別の角度で別のカメラから・・・ 撮影会のモデル?気取り



こちらがカメラマン。


若草山の麓にある墨屋「古梅園」。少しでも毛筆を上手くなろうと、墨を買い求めました。



ここでも鹿とお遊び

 

そろそろ、お腹も空いてきたようで、向かった先はいつもの三輪素麺屋「池利」の直営店「千寿亭」。

ちょうどお昼時とあって、5組も待っていましたが、皆さん是非食べたいと我々も待つことに・・・



待った甲斐あって、昼からビールを飲みながら素麺で宴会。


こちらは素麺懐石



大盛り釜揚げ素麺 



小鉢素麺六品


これは鳥鍋&にゅう麺セット



皆さん好き勝手に注文です。

 

 

三輪山をあとにして、途中りんりんさんの思い出の場所、談山神社の近くを通り、飛鳥の石舞台の桜

を車の中から見ながら吉野山にやってきました。 吉野山の宿は「文人の宿・櫻花壇」。 このシー

ズン、なかなか泊まれませんので、昨年からの予約です。上手く桜の見頃と天気に恵まれるかは賭け。

本日までの天気はまずまずですが、今夜半から降り出し明日は一日雨の予想。今回も晴れ男の神通力

が試されるところ。

櫻花壇の前の石碑には「天皇陛下御宿所」とあります。


玄関を入るとそこは大広間、目の前は中千本の桜、桜、桜・・・



皆さん宿帳に記名させられます。 この宿帳は全て保管されており、川端康成はじめ文人達の名もあ

ります。 また、内田康夫の浅見光彦シリーズ「天河村殺人事件」の舞台となった宿で、内田康夫氏

も度々訪れているとか。

ここでのおもてなしは桜湯と吉野葛の葛切り。



昭和天皇は昭和261118日、全国行幸の途中でこの吉野山を訪れられて、この櫻花壇に泊まられ

ました。

   


その折の献立と器。 



この部屋が御座の間となった部屋。 われわれもこの部屋に泊まりました。 額は東郷平八郎の書、

「天壌無窮」とあります。




三間続きの隣の部屋には後藤新平の筆。


部屋の窓から見える中千本、上千本の桜。




そして、谷の向こうには如意輪寺の塔と枝垂桜です。



この窓ガラスは沼津御用邸とおなじく、手作りのため、波打っている。




部屋の入り口にはこのように三笠宮後夫妻はじめ、多くの皇族方の宿泊記念の写真が掛けられています。

 

翌日の雨が心配です。今日のうちに出来るだけ見ておこうと、部屋で一息ついて散策に出発。通りから

見える蔵王堂をバックにした染井吉野が満開に咲き誇っています。



この枝垂桜も見事。



ここは吉水神社。 南朝後醍醐天皇の皇居が置かれ、また義経の隠れ屋敷、さらには秀吉の吉野見物の

座所となった神社です。




そして振り駆れば、一目千本。



中千本から上千本を一目で見ることが出来ます。



ちなみに吉野山の桜は2003万本とのこと。

吉野葛を砕いて洗っているところ 



東南院の枝垂桜   



蔵王堂の桜  




国宝の蔵王堂仁王門   




大名もここでは下馬しなければならなかった黒門   



ロープウェー下千本駅に近い朱塗りの小橋  



そして、今年もほぼ満開の下千本七曲の桜。 何時見ても美しい眺めです。




桜の林を見ながら 




櫻花壇へと帰ってきましたが、どこかで相手が入れ替わってしまいました。

一風呂浴びて、100畳近い大広間で我々だけの宴会。



そして、吉永小百合も岩下志麻も記念撮影した屏風の前で。



男共は後藤新平書の櫻花壇の額の下で記念撮影。  



こちらは昭和天皇、ご出立の折のお写真。



この後は、御座の間に戻って再び宴会で、夜も更けていきました。

 

その2へ続く・・・