10/10 2003掲載

編集長さんやっとレポートができました。
お忙しい中よろしくお願いいたします。
                川島道子

観月茶会>に行ってきました。
 
先日肥前名護屋城址(佐賀県鎮西町)にある
茶苑「海月」で開かれた「観月茶会」に行って
きました。台風が通り過ぎたばかりで風が強く
時折小雨の降るあいにくのお天気でした。
 
 
茶苑「海月」は名護屋城の一角に建てられた
「茶室で、苑内は日本庭園、広間などのある茶屋棟、
茶室棟から成り、茶屋棟では毎日お抹茶がいただけます。」
 
 
茶会は日本庭園を望む茶屋棟で開かれました。
 
 
室内は「竹取物語」にちなんで青竹がはりめぐらされ
ていました。
 
 
お茶菓子は「かぐや姫」の十二単の重ねの色をイメージ
させるもので、懐紙は御所車を切り抜きして張り付け、
薄紙を重ねた手の凝ったものでした。これは主催者の
方々のて手作りの品でした。
 
 
お手前が始まりました。着物の柄も竹の抽象柄の
ようで、明かりはぼんぼりと手燭で日が暮れるにつれて
幻想的な雰囲気になりました。
 
 
お道具の水差しは月にちなんだ半月型で柄杓置きは
兎の杵つきのようでした。
 
 
お茶入れも兎の柄でした。
 
 
お茶碗は京焼きの「かぐや姫」でしたが後のお茶碗は
すべて唐津焼きでさすが地元と思いました。
 
お茶会の後は日本庭園でミニコンサートが
ありました。
 
 
おだんごが備えられコンサートが始まりました。
 
 
独唱は地元で活躍なさっている高田彰子さん
ギターは城谷充宏さんで「十五夜お月さん」や
「小さい秋みつけた」等秋や月にちなんだ曲を
数々歌われて、楽しいひとときを過ごしました。
 
趣向を凝らしたお茶会もミニコンサートも素敵でしたが
なによりも主催された方たちの心のこもったおもてなしに
感動し、お茶会の原点をみたように思いました。
心洗われる素晴らしい茶会でした。

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