4/7 2004掲載

巨瀬川河畔の桜
                 川島道子
 
先日まり子さんが桜の名所を案内してくださる
とのことで、ひかりこさんと二人で久留米まで
出かけました。駅を出ますとびっくり。.
F・V・Kさんがまり子さんと出迎えてくださり
運転手兼ガイドとしてお付き合いしてくださる
とのことに私たち二人は大喜び。
まず案内して頂いたのは
「矢作(やはぎ)古民家群」
明治〜大正期の豪農の家が建ち並ぶ矢作という集落
でした。
まずは入り口で記念撮影
 
私たちの背後の建物はまだ現役のようでした。
 
正面から見たところで、石垣の立派なのには
驚きました。
 
これは別の民家の石垣で、建物はかなり傷みが
進んでいて空き家になっていました。
この石垣はいたる所で見られ、この地域は果物や
植木等で有名ですが、それと現存する立派な建物や
この見事な石垣とが結びつかず不思議に思いました。
 
この建物は2階部分が張り出していて何に
使用されたのかわかりませんでした。
 
集落を通り過ぎた前方に桜が見えましたので
そちらへとぶらぶらと登っていきました。
 
途中に源平桜が満開を迎えていました。
ひかりこさんそうでしたよね。
 
目指していた桜並木は高台にあるため、今回はここで
引き返しました。
 
 
お二人のバックにご注目を。ひかりこさんは
愛犬プリンちゃんの、まり子さんはテアちゃんの
写真をプリントしたオーダーのバック、遠くからも
目につき素敵でした。
 
駐車したこの場所の背後の建物も古民家で
集会所になっていたようです。(まり子さん
間違いないでしょうか)
 
集会所の横には年代物のほこらと恵比寿様が
祭ってあり、この地域で崇められていたようです。
 
昼食は各自が好みの料理を注文し、F・V・Kさんに
ご馳走になりました。食事をしながらの話で昔、
このあたり一帯は櫨の木が多かったということから、
果物と植木と櫨蝋の産地としての繁栄が、あの
古民家群に繋がったのではと言うことでは意見の
一致をみました。豪農と言われた意味が理解
できたように思いました。
そういえば柳坂の櫨並木は有名ですね。
 
通りすがりの畑では桃の花が咲き揃い、思はず
立ち止まって記念撮影をしました。
 
今日の目的の巨瀬川河畔の桜並木で、先が
見えないほど続いています。
 
えんえんと続く桜並木と菜の花、こういう風景を
私は初めて見ました。
 
途中の橋から見た桜並木と菜の花の大群落に
圧倒されて、ただ呆然と眺めていました。
 
平日でしたので人影も少なく静かでいい気持ち
でした。
 
この日のためにまり子さんは何度も下見に
みえられたようで、感激です。
 
ポーズが決まっていい雰囲気になっていますね。
F・V・Kさん何度もモデルになっていただいて
有難うございました。
昼食の時お聞きした、ヨーロッパは氷河期が
長かったせいで、植物の種類が少ないと言う
お話は示唆にとんでとても面白かったです。
 
最後はまり子さん手づくりの美味しいアップルパイを
頂いて、又話が弾み長時間お邪魔してしまい
申し訳ございませんでした。
 
高速道路から見ますと耳納連山は一塊にしか
見えませんが、傍を通るといくつもの山が重なり
その山裾には様々な職種の店が連なっています。
山苞(やまずと・・山の土産を包む)の道とあるように
山の幸の恵みを感じました。
 
浮羽町と田主丸町、吉井町の区別もわからなかったのですが、
作年秋と今回の訪問を通して、筑後川と耳納連山から
なる雄大な筑後平野の、自然の恵みが育んだこの地域の
くらしと文化の素晴らしさを実感できて幸せでした。
 
F・V・Kさん、まり子さん色々お世話になり有難うございました。
まり子さんには現地に何度も足を運んでくださり、感謝して
おります。お二人のお心のこもったおもてなしが、筑後平野の
豊かな風物と一体となり、忘れ難い思い出になりました。 

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