6/1 2008掲載
万年山(はねやま)トレッキング
川島道子
以前から九重登山の往復で玖珠町を通りかかりますと、車窓から見える頂上の
平らなテーブル状の特異な姿の山々に興味をもっていましたが、今回その
一つの万年山(はねやま1140m)に5月27日妹夫婦と登ってきました。
万年山は巨大な溶岩台地が2段重ねになった九州100名山の一つです。
上万年は東西3k、南北500mに広がり、両端が切れ落ちたように
なって柱状節理が見られます。万年山は日本屈指のダブルメサ(卓上台地)
として知られています。下万年の広大な草原にあるミヤマキリシマの群生地
に期待して出かけました。
下万年の牧場入り口で車を止め、広い草原をトレッキングです。吹く風は
さわやかで気持ちがいいのですが、木陰のない草原はしだいに暑さを感じる
ようになり、ただ歩くだけですが疲れてきました。
ふと前方を見ますと以外に近くに湧蓋山と九重連山がみえてきましたが、
かすんでいて山が特定できませんでした。
下万年台にミヤマキリシマ、その奥に上万年台が見えてきました。
ミヤマキリシマの群生地が上万年台の緑に映えていました
青空のもとミヤマキリシマは満開で見ごたえがありました。
両手に花の記念撮影です。
下万年台の草原に広がるミヤマキリシマの群生地をあとににして次の目的地に
向います。
せっかくここまで来たのですから、少しは登山をと前方に見える上万年台に
登ることにしました。階段状の遊歩道は運動靴でも登れますが、この日の
暑さに私たちはばて気味でこの遊歩道に胸突き八丁の思いをしました。
やっと頂上。いつもの万歳です。あまり迫力がありませんね。
この日はかすんでほとんど見えませんでしたが、見通しがよければ
九重連山が特定できて、万年山の眺望の素晴らしさが実感できたの
ではと思いました。
上万年台からみる下万年台です。遊歩道を下っていきます。
万年山を降って次は阿蘇、九重の希少植物や山野草を楽しめる「野の花の郷」に
よりました。希少植物の「花しのぶ」が今を盛りと花開いていました。
可憐なすずらん
おだまき
春リンドウは牧ノ戸から黒岩山への登山口のあちらこちらで咲いていました。
私のお気に入りのポイント。今年の春もここにこれて幸せでした。
ホテルの庭からも三股山や硫黄山を見ることができました。新緑の美しさは
心がやすまりました。
登山やトレッキングなどでお世話になります義弟は、昨年末8時間近い
脳の開頭手術をうけましたが、現在は快調でそのお元気さに驚いて
おります。今年も恒例の春山に行けて感謝していうるところです。
写真をいつもながらお世話になりました。