12/12 2007掲載


okaruレポート

秋、幾つかの曲を先生が聴かせてくれます。その中から自分で発表会の曲を選びます。
愛理はグルリット作曲「ガボット」を選びました。


楽譜をもらってみると、ゥ〜ん難しそう〜。9/14はじめは右手の練習を5小節まで。
9/21左手をつけて5小節まで。
9/27次の5小節は今までの繰り返しで最後の1小節だけ和音に変わった所に注意して練習。
という具合に少しずつ進めていき10月中旬には通して弾けるようになりました。
 
しかし、7歳ではまだ均一に鍵盤たたける指もできてないし、ただ弾いてるだけ〜で何も伝わってこない!
11月には強弱をつけられるようになりましたがまだ曲が硬い?
指を鍵盤に残したまま次の音!手首を使って!スタッカートはもっと歯切れよく!・・・
ママの声がだんだん大きくなっていきます。
これではお互いストレス!
 
そこでバレエの踊りをイメージしながら弾いてみるように提案!
スラーからスタッカートの1小節めはグランジュテ、地面を蹴って体が中に浮いてるような軽いスタッカート。
 
クレッシェンド,デクレッシェンドは息を吸ってお腹を引き上げまたゆっくり静かに吐き出す感じで。
 
中盤はアン・ナバンからア・ラ・スゴンドにお顔をつけて肘から手先までを優雅に動かす感じで。
 
最後はアチチュウドで止まれるように丁寧にテンポダウンしてきて。
 
というふうにバレエを踊ってる自分をイメージして弾いてみると、メキメキ上達!
 
リハーサルでもOK!ピアノの音がいい!ピアノに助けられている〜と側面をみれば世界3代ピアノの一つ。
そうです、あの「ステインウエイ&ソン」ではありませんか。何と幸運な事、恵まれているのでしょう。
 
本番はもう一つ大事なお仕事があります。
1年生のお友達と♪はじめのことば♪:愛理「今日は私達の発表会にお越しいただきありがとうございます。」
                      お友達「初めての発表会なので一生懸命練習してきました。」
                      お友達「さいごまでごゆっくりお聞き下さい。」
                      3人一緒に「いまからピアノの発表会を始めます」
 
いよいよ本番。後半の部の3番目です。


気持ちが乗っていい感じで最後は丁寧に終わることが出来ました。
 
講師演奏はショパン作曲♪エチュードOp.10-12「革命」
革命のごとく空気が変わってどこかピンと張り詰めたような雰囲気です。
いつもの先生の顔から芸術家の顔に変わります。

 講師演奏

演奏後どこからか2〜3歳ぐらいの男の子の声で「やった〜。」
小さいながらに先生の見事な演奏は子供心に響くものがあったのではないかと思います。
 
愛理ちゃんへ
いい発表会でした。今はまだ愛理とママの2人3客 頑張っていきましょう!
バレエはもう4〜5年したら貴女のほうが上手になるでしょう。ピアノもそのうちママを越すでしょう〜。
リストやショパンを弾けるようになるかな〜難しいけど愛ちゃんが弾くショパンを聴いてみたいな〜。
 
ママの初めてのピアノの発表会は夏でした。おばあちゃんがクリーム色のレースのワンピースを作ってくれて
髪の毛は今日ママが貴女にしてあげたのと同じようなスタイルで演奏した事を今でも覚えています。
愛ちゃんも一つ一つ思い出の箱に閉まっておいてね。
 
おしまい

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