12/10 2004掲載 

おのぼりYokoの銀座便り
 
     一丁目から八丁目までの年末風景
 
        
今年の暦も、もう最後の一枚となってしまいました。 なんとなく慌しい師走ですね。
先月の中頃、銀座の一丁目から八丁目まで、ちょっと歩いてみました。
クリスマスの飾り付けが始まる少し前の銀座散歩に、よろしかったらお付き合いくださいませ。
 
一丁目    北欧の匠 (銀座1−15−13) 月曜休
 
昨年、初めて知って、とっても気に入ったお店。北欧のものを取り扱っていらっしゃいます。
 
一階にはスウェーデン・エーケルンド社のキッチンタオル、デンマーク・ジョージ・ジェンセン・ダマスク社
テーブルクロスやマット類。シルバーのアクセサリーに作家もののガラス器などが・・・
多分、ご家族でなさっているお店では、と思います。お母さまらしき方は、一階にディスプレイされている
お品の説明詳しくしてくださいますが、私が強く惹かれるのは、ジョージ・ジェンセン・ダマスク社のクロス。
まるで絹のような光沢をもつ生地もあり、帯を作られたお客様もいらっしゃるとか。美しいだけでなく丈夫
なので、テーブルクロスなども一生ものどころか次の代まで受け継いで使えるそうです。
エーケルンドのタオルは、魅力的な柄ばかりでどれも欲しくなってしまって困るわ〜なんですが、最初の
一枚には、幸せを呼ぶという馬が描かれたこちらは如何でしょうか。(下の写真)
 
二階には陶器やデンマーク刺繍、革製品など。息子さんらしき方、三ヶ月に一度は北欧へ買い付け
に行かれているようです。お父さまらしき方・・・(はっきりお訊きしたわけではないので、らしきとしか云え
ないの)・・・は、レゴ社に関わっていらした方のようです。
 
北欧の匠は、その名の通り 「北欧のデザイナーの手作り」 をテーマにした、こだわりのお店ですが、
中に一歩入ると流れている時間がゆったりとしていて、いつまでもお邪魔していたくなる・・・
それぞれの品物に対するお店の方々の熱い心が感じられる、そんなお店です。
 
上の2枚はエーケルンドのキッチンタオル。タペストリーとしても最適。
下はジョージ・ジェンセン・ダマスクのランチョンマットで、クリスマスというタイトルの柄。
 
お昼時なのでちょっとランチでも、同じ通りにある以前も行ったことのあるイタリアンレストラン
イゾラ・ブルでいだたきましょう!
パスタにデザートがついたランチ。パンチェッタといんげんのトマトソースを選びましたが、隣の席の人の
あさりのビアンコのほうがおいしそう・・・で、きょうもちょっぴり”Yokoのばか、ばか・・・”の心境でした。
 
 
 
 
二丁目  伊東屋
 
11月からは、クリスマスカード、カレンダー、年賀状の取り扱いも始まり週末はすごい混雑。
文具なら、ここへ来れば何でも揃いそうで頼もしいお店です。
 
 
二丁目  ミキモトブティック
 
マロニエ通りにありましたが、建て替え中なのか中央通りに立派な仮店舗ができています。
ここは、その前は薬局だったような・・・あっという間に様変わりしていました。
こちらではアクセサリーだけでなく、ステーショナリーやバッグ、プレゼントや引き出物に最適な小物が
いろいろ揃います。
 
 
三丁目  シャネル
 
12月3日、シャネルビルの前を通りがかりました。翌4日のオープンに先駆けて特別内覧会が開かれて
いたようですが、お店の前にはバス二台が駐車中でそのうち一台は中国名。どこから来たの?
有名ブランドの銀座中央通りへの進出、これが最後・・・・・?じゃあ、ないんでしょうね。
私は並木通りあたりにあるほうが、こじんまりとして好きですが、って入るわけではありませんが。
 
 
四丁目  銀座天賞堂
 
だ〜れかさんが、だ〜れかさんが、だ〜れかさんがご幼少のみぎり心ときめかせた(今も?)銀座天賞堂
二階はラジコンやプラモデル。三階には鉄道模型が。天賞堂製鉄道模型といえば、最高級鉄道模型
として、世界中のマニアの憧れの的だそうです。
 
 
 
晴海通りとすずらん通りとの角に安藤七宝店がありますが、今はクリスマス柄の七宝焼きの飾り皿が
並んでいます。
 
 
では、すずらん通りを新橋方面へと進んで行くことにいたしましょう。
 
五丁目  MARIAGE FRERES マリアージュ・フレール 
 
紅茶の専門店です。一階入ってすぐのところにはティーポットやカップが陳列され、奥には紅茶の
黒い缶が並んでいます。エキゾチックな雰囲気。ボーイさんは美形が多い。ランチメニューあり。
行列ができるほど、いつも混んでいる。昨年末に久方ぶりで行ってみましたが、紅茶がおいしく
なかった・・・で、もう行かない。たまたまなんでしょうが、気をつけてね!
 
 
 
新しくなった交詢ビルです。
福沢諭吉が明治13年(1880)に設立した日本最初の会員制社交クラブ・交詢社のクラブハウスビル
として昭和4年(1929)に建てられた風格のあったビルが取り壊され、今年再建されました。
新しいビルの正面部分に、旧ビルの一部を使用しています。
 
 
地下一階から二階までは、バーニーズニューヨークが入っています。
バーニーズニューヨークとは、ニューヨークに本店がある、高級セレクトショップで、その商品はどれも
”バーニーズテイスト”すなわちバーニーズニューヨークらしいものであるかを基準に選ばれており、
全商品の約70%がイタリアを中心とした直輸入品だそう。
そして、商品ばかりでなく、店舗やディスプレイ、接客サービス、宣伝が一体となって醸し出す
高級で洗練された雰囲気が、他にはない独特で新鮮な発見とくつろいだ心地よい時間を提供し、
大人の男性と女性が一緒にショッピングを楽しめる空間となっている、そうですが、とてもお高いので
くつろいでなんかいられませんわ。
 
インテリアのコーナーには、ハーブティーやプリザーブドフラワーが。
 
 
紳士靴売り場の壁がユニーク。靴箱のようなものが一面に・・・
ひとつ引き抜いたらどうなるのか・・・興味があったのですが・・・
 
 
可愛い猫ちゃんのバッグです。縦が20cm位の大きさで¥29,400!
見るだけ、見るだけネ!
 
 
 
そば・よし田
コロッケそばが有名ですね。コロッケとは云っても鶏のつくねを揚げたもので、なかなかいけます。
 
 
通りにこんなプレートが。
 
 
さらに行くと、すずらん通りから金春通りへと、通りの名も変わります。金春通り(八丁目)は、能役者の
お屋敷があったことから名づけられました。お鮨の久兵衛もこの通りです。
金春通りにある伊勢由さん。着物や和装小物のお店です。こちらの干支が描かれた小さな縮緬の
風呂敷(化繊でしたが)は、お年賀にふさわしく素敵でしたが、来年の干支からは木綿に代わって
ちょっと雰囲気が違っておりました。ちょっと残念。
 
では、銀座のメインストリート中央通りへと戻ります。
 
六丁目  銀座くのや
 
和装小物、風呂敷などを取り扱う老舗です。干支のてぬぐいやお膳かけ、お年賀用のガーゼのハンカチ
タオルセットが店頭に並び始めると、ああもう年末ね、との思いを深くします。
名入りの風呂敷もよいですね。くのや独特のお目出度い柄もありますよ。
 
 
 
いつの間にか、じんろくパパの好きなリヤドロのお店が出来ていましたよぉ〜ん。
 
 
 
六丁目にあるクロサワビル。かつてはクロサワというステーショナリーショップでした。ここで輸入ものの
カードやレターセットをみるのが楽しみだったのに〜レンガ造りのビルも素敵なのに・・・今では電話や
さんになってしまいました。だんだん変わっていくのですね。
 
 
五丁目  香十 (コアビル)
 
今の香十は、来年の干支、酉の置物(ちりめん細工)や水引細工のリースなどお正月ムードいっぱいです。
匂い袋の花シリーズでは、椿の季節になりました。毎年少しずつ花の形を変えていらっしゃるそうで、今年の
椿は昨年のよりも大きいようです。次はどうなるのか・・・毎年楽しみです!
 
 
コアビルの斜め前にあるニューメルサビルに、嵩山堂はし本があります。
のし袋も洒落ていて、文香も優雅。 ほかとはちょっと違う雰囲気のはがき類もお奨め。
福岡では三越八階に入っています。
もちろん、同じく五丁目の鳩居堂も見逃せません。四季折々のはがきや千代紙を貼った箱類
お香、書道用品・・・いつも混雑している人気店ですね。
 
 
銀座のクリスマスといえば、ここ真珠のミキモトのツリーではないでしょうか。
このスペースは、クリスマスシーズンだけでなくヴァレンタイン、母の日と、道行く人の目を楽しませて
くれています。
 
 
おまけ
 
我が家の中の銀座。20年前に七丁目のザ・ギンザで買い求めたカップです。
引越しの度に梱包されて旅をし、20年間私と共にありました。
可愛いあんよで安定感はバツグン。いとおしいカップちゃんです!
 
                                             お し ま い
 
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