2/6 2004掲載

おのぼりYokoの東京散歩
 
              歌舞伎 幕見
 
きょうは紀尾井町へ出かけました。ひと月に一度の歯医者さんへの通院です。
午後の日本橋小船町での用事まで、空いた時間をどう過ごそうか・・・
ウィンドウショッピングもよいけれど、歌舞伎座で上演されている演目でみたい
ものがあり、上演時間も丁度よかったので東銀座の歌舞伎座まで足を延ばして
みました。
 
紀尾井町から赤坂見附へ徒歩で戻り、地下鉄銀座線で銀座まで。
ゆっくりランチの時間はないので、歌舞伎座近くのプロントでサンドウィッチと
カプチーノを戴きます。
 
歌舞伎座は、いつ来ても華やかな感じがして気分が高まります。
 
 
 
 
歌舞伎座の観劇料金は、国立劇場のそれに比べると高いようですが、
雰囲気がありますよね。ランクは一等桟敷席から三階B席まで五段階
に分かれていますが、その他にひと幕だけ観ることができる「幕見」
システムがあります。昼の部や夜の部、それぞれ通しで観るとなると
休憩も入れて5時間程かかりますが、幕見ですと時間も短く、料金も
お安く、とても気楽に歌舞伎を楽しむことができます。
 
一般のお客様とは別の出入り口から、四階まで階段を登ります。
エレベーターやエスカレーターはありません。(これは一般観劇のほうも
同じですが)一気に登るのは結構きついです。体力なくなったら幕見
は観られないということ?かしらん。
 
お土産物コーナーや食堂はありません。全く隔離された空間なんです。
但し、イヤホンガイドは貸し出していますし、飲み物の自動販売機もあり
ます。イヤホンガイドは1,400円支払い、返却時に1,000円戻ってくると
いうシステムです。イヤホンガイドで説明を聴きながらの観劇は、内容や
見所が判りやすくてよいのですが、役者さんの声が機械を通したものな
ので、その点ちょっと難ありです。
 
料金は出し物によって、700円だったり900円だったり・・・変わります。
私が今回観たのは「茨木」で900円。なかには朝からずっと観ている方、
茨木のあとまで観て帰る方といろいろですが、昼の部や夜の部の全てを
観るのなら料金的には三階B席のほうがお得です。
 
 
 
今回の「茨木」では、坂東玉三郎が真柴と茨木童子の二役を初めて
演じたそう。
子役の中村隼人君がとっても凛々しくて可愛い!中村信二郎さんの
ご子息なんですが将来が楽しみだわぁ。今、小学5年生くらいかしら。
学校は早退なんでしょうね。きっとお母さまが学校へお迎えに行かれて
出番が終わったら今度はお稽古へ・・・・・日々積み重ねのお稽古の
成果が将来、実を結ぶのでしょう。
 
さて、一時間半の観劇を終えて日本橋小舟町へと向かいます。
歌舞伎座のすぐ傍から都営浅草線の地下鉄に乗って三つ目の人形町
で下車です。徒歩5分程で目的地へ。用事を済ませた後、次に目指すは
高島屋。昭和通から永代通へ。途中、榛原(はいばら)へ寄りました。
 
 
 
榛原は和紙のお店です。祝儀袋、立派な水引のかかった結納用のもの
からポチ袋や懐紙、美しい千代紙・・・・・和紙ならではの風合い、手触り
に心が和みます。こういう図柄もあります。
 
 
 
日本橋界隈には江戸時代からの老舗も多く面白い!
 
さぁさぁ、ではでは、デパ地下でお買い物をして帰りましょう。
 
TopPage