2/10 2004掲載

おのぼりYokoの東京散歩
 
         千鳥ヶ淵あたり  山種美術館
 
きょうは山種美術館へ行ってみることにしました。
最寄の九段下の駅では、下校途中の暁成の児童を見かけました。
甲の部分は編み上げで足首のところにベルトがついた洒落た短靴
を履いて、わいわいと楽しげにホームに向かう小学生の集団。
この界隈には私立の学校が集中しています。白百合、和洋女子、
喜悦女子、三輪田学園、大妻。大学もいろいろ。
 
さぁ、地上に出ると右手前方は靖国神社。
東京都の桜の開花宣言は、この靖国神社内のある木が基準となって
います。
 
 
 
左手後方は九段会館。
 
 
少し歩いて左に曲がると千鳥ヶ淵へ出ます。
東京の桜の名所。もうすぐ花見客が溢れる季節到来ですね。
曲がらずにちょっと行くと、私の好きな器やさん「花田」があります。
店員さんがとても感じよくて、ご店主のご指導の程が伺われます。
さらに真っ直ぐ進んで行くと、私の大好きなパウンドケーキのお店
ゴンドラ。しっとりめのパウンドケーキでとってもおいしいのよ!
 
 
では千鳥ヶ淵へ軌道修正して
桜が咲いたらピンクのトンネルができそう・・・・・
 
 
 
ボートに乗ってのお花見にも惹かれます。
フェアモントホテルがなくなったのは、とても残念なことでした。
 
 
 
山種美術館です。
 
 
 
山種美術館は山種証券(現SMBフレンド証券)およびヤマタネの
創業者・故山崎種二翁が長年にわたって蒐集した美術品の寄附
により山種美術財団を設立し、日本画の一層の向上普及を願って
「近代・現代日本画専門の美術館」として1966年に中央区兜町に
開館しました。設備の老朽化に伴いここ千代田区三番町へ仮移転
したのは1998年のことです。
 
収蔵品は1800余点にも達するそうで、年に8〜9のテーマを設けて
それぞれに相応しい作品を選んで展示されています。
 
昨年末11月29日から12月23日までは、年末恒例の「年暮る」展が
開催されていました。この展覧会の題名は東山魁夷の「年暮る」に
因んでいます。これは私の好きな絵のひとつ。昨年、観に行きました。
 
 
 
今回鑑賞したのは 「お正月は日本画で」展。富士、松竹梅、鶴、鯉と
いったお正月にふさわしい画題の作品と、干支に因んで「猿」を主題
にした作品が展示されていました。
松尾敏男さんの「涌雲富士」や「手長猿」の色合いが美しく、片岡球子
の「めでたき富士」に圧倒され、奥村土牛の作品は、信州にある奥村
土牛記念美術館を訪れたこともあり身近な感じがしました。
他には横山大観、川合玉堂、竹内栖鳳、小林古径とそうそうたる大家の
作品がずらり、でした。
山種美術館の観覧料は500円。観覧券と一緒に次回利用できる割引券
(400円で観覧できます)を戴けます。
 
山種美術館と道路を隔てた向こう側にポリスボックスが。
帰って地図をみたところ、そこは桂宮邸でした。
 
英国大使館前を通ります。凄〜〜くものものしい警戒体制がとられてい
ます。昨年の夏通ったアメリカ大使館周辺も警備が厳しかった。
そういう場所、そしてご時世ということなのでしょうか。
もう半蔵門に着きました。
 
 
 
半蔵門の交差点です。首都高から、この不思議な形のビルが遠くに
見えるたび、なんのビルかと思っていましたが本日解明。
ワコールのビルでした。
 
 
 
地下鉄半蔵門線の半蔵門駅に向かう途中の居酒屋前です。
ここも山種美術館に負けず劣らず、日本酒のそうそうたる銘柄の
空き瓶が並んでいます。
 
 
 
半蔵門から半蔵門線にひと駅乗って、永田町で乗り換えます。
車内には暁星の男の子たちが目立ちます。中学生の男の子が革靴を
履いているのが、なんだか大人びた感じにみえました。女の子だと
それが普通にみえるんだけど。
 
途中下車して、私はきょうもデパ地下へと向かいます。
お出かけの最後は「デパ地下でお買い物」。もうこれは私のお出かけ
のお約束、みたいなものですね。主婦なのでお夕飯の仕度は大切
なのよ。 じゃあ、またお会いいたしましょう!
 
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