1/13 2005掲載

師走の箱根
 
昨年最後の土曜日、温泉で一年の垢を落とすべく、またまた箱根へ行ってまいりました。
 
箱根の温泉は、近世から明治中期にかけては、湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・木賀・芦之湯の
諸温泉が、いわゆる「箱根七湯」と呼ばれていましたが、最近ではこの七湯に大平台・小涌谷・強羅・
宮城野・二ノ平・仙石原・姥子・湯ノ花沢・蛸川・芦ノ湖を加えて「箱根十七湯」と呼ばれているようです。
 
 
 
 
初日は先ず、大涌谷へ行ってみました。本来このあたりは、強羅からケーブルカー、ロープウェイを
利用して桃源台まで移動するのが、景色を楽しむためにはベストなのかもしれません。
箱根が初めての方には小田急の箱根フリーパスを利用して、箱根湯元から登山鉄道、ケーブルカー、
ロープウェイ、遊覧船を乗り継いだ旅がお奨めです。 下記をご参考に。

http://www.hakonenavi.jp/tanbou/waribiki/hakonefree.html

大涌谷は、約3000年前に箱根の最高峰の神山が、箱根火山最後の水蒸気爆発をおこした際の
爆裂火口で、今もなお熱い水蒸気と硫気を噴出しています。 

 

仙石原方面を眺めると

大涌谷は富士山が見えるスポットでもありますが、この日は  残 念!

温泉でゆでてその後蒸しあげた黒玉子は大涌谷の名物で、ひとつ食せば7年も延命可能とか。
過去に2度ほど食べたので、今回はパス。

http://www.owakudani.com/index.html

 

次はポーラ美術館です。

ひめしゃらの森に囲まれたポーラ美術館。ガラスのエントランスホール、地下二階までの吹き抜け・・・
モダンで研ぎ澄まされた感じのする明るい美術館で好きです。化粧品会社の美術館だけあって
江戸時代の金蒔絵の化粧道具や、昔のフランスの化粧品の陳列などもあり興味を引きます。

この時期は 「コレクションにみる 子どもの世界 ― フジタ、ピカソを中心に」 と題した展覧会が
開かれておりました。戦後制作されたフジタの作品・・・職人に扮した子どもたちをユーモラスに描いた
小さな職人たち>のシリーズがおもしろかった! (1月10日で終了)
 
クリスマスのこの日、ハンドベルとチェロの演奏を楽しむことができました。
館内には開放的なカフェとレストランがありますので、じっくり鑑賞したい方にはお奨めです。

http://www.polamuseum.or.jp/

今宵のお宿は強羅温泉。この旅館は × 、 残念!!!
 
翌朝、とてもよく晴れていました。宿の方が 「NHKの番組に富士山が綺麗に写っていましたよ〜」と
おっしゃいますので、じゃあ、富士山、富士山と早目にチェックアウトして出かけましたが、はぁ〜またまた
残念なことに、もうはっきりとは見えませんでした。雲に隠れてしまっていました。
 
今まで20回近く箱根を訪れていますが、箱根神社とはご縁がありませんでしたので、今度こそは寄って
みましょう。

鳥居の向こうは芦ノ湖です。外国人が鳥居を撮影中。
静かで荘厳な感じでした。

本殿まで石段を登ります。高い杉木立が歴史を感じさせますね。

お正月の準備が着々と進んでいる箱根神社。
大祓いのこの輪を、左に小さく二回、右に大きく一回まわります。(そう書いてあったので)
実際の儀式は後日あるようでした。

既に大きな絵馬も立っていました。
この絵馬の構図、元箱根側から見て、箱根神社は右前方、正面に霊峰富士の山。
私が一番好きな箱根の風景です。

今年は私も年女。飛躍したくても重くてできなぁ〜い。 まずはシェイプアップシェイプアップシェイプアッププ―

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