3/23 2006掲載
椿山荘にて・・・・・傘寿の祝いと初春のお出かけ
by Yoko
昨年の9月15日は、母の80歳の誕生日でした。
その数日前に、福岡から武蔵野の面影が残る私たちのマンションへとやって来たばかりの母。
3月の福岡西方沖地震後体調を崩し、まだ身体も本調子ではなかったのでお祝いは控えて
いましたが、10月の初旬、ちょっと型だけでもと食事に出かけました。
兎に角、歩くことが辛くなってしまった母。車で行きやすく和食のおいしいところでお値段もお手頃で
お部屋からの眺めもよくて・・・・・やって来たのは東京・目白にある椿山荘。椿山荘は、私にとって
思い出の場所でもあります。
新婚時代じんろくパパの会社では、4月の桜の季節に「春のつどい」なる行事を椿山荘でやっておりました。
これは会社の文化部の発表会を兼ねており、廊下には華道部の生け花が飾られ、壁には写真部員が
写した写真が。(パパは写真部だったの。一応・・・)お茶室では茶道部の方々がお茶を点てて下さったり、
タレントも呼ばれて短いショーもあり、模擬店もでたり・・・と、暖かな春の陽射しのなか、とても楽しい行事
でした。
椿山荘での結婚式って、一体おいくらぐらい掛かるのかしら・・・・・と結婚式の相談コーナーでソファに腰掛
けてカタログなどをじんろくパパと見ておりましたら、係りの方が桜湯を持ってきてくださって、急いで結婚指輪を
隠したり・・・・・なぁ〜んて、お馬鹿なこともやっておりました。
私たちも椿山荘ではありませんが、同じ目白で結婚式を挙げたので(目白倶楽部)、目白というと懐かしい
思いがします。
その後会社も不景気となり、いつの間にか椿山荘での「春のつどい」もなくなってしまいましたが、今でも桜の
季節になると懐かしく思い出されます。
一昨年の桜の時期には、友人たちと椿山荘の和食レストラン花車で食事をしました。
花車は料亭錦水の中にあり、雰囲気はよいものの、錦水ほどお値段が高くないので気に入っています。
この日の往路、運転手は私だっ!で、じんろくパパと母を椿山荘正面玄関でおろし地下の駐車場へと車を
進めました。駐車場は私の嫌いなタイプ、立体式でタイヤを所定の位置に収めるもの。
係りのおじさんの誘導で無事駐車し車を降りると・・・・・「駐車番号は86ですからね。」と、おじさん。
「はい。」 「86ですから忘れないようにしてくださいね。」 「はい。ありがとうございます。」
「86ですよっ!」 ってそんなに何べんも云わんでもわかっとるわい!
駐車がへたですと、お馬鹿にみられるのでしょうか・・・・・・・・・・・・・
生憎の雨模様でしたが、それもなかなか風情があって、よろしい。
お庭をぬけて料亭錦水へ。
この日は、個室を使わせていただけました。もう一組お客様がいらっしゃいましたが、ゆったりしていて
気分よくお食事できました。
お食事は、こんなんでした。 ずずーっと・・・
途中でデジカメのバッテリーが切れて、じんろくパパに椿山荘と繋がっているフォーシーズンズホテルまで
使い捨てカメラを買いに走ってもらったり。我が家のパパは、たいへんなのだ!
帰途、駐車場の番号はしっかり覚えておりましたが、場所が・・・??? あれれれっ・・・
ほんの一瞬??? 大丈夫でした!
2006年1月2日
お正月気分を味わいに、椿山荘へとやって来ました。
お食事はレストラン花車にて。
時候のよいときならばお庭を通って行きたいところですが、寒い日でもあり棟つづきのフォーシーズンズ
ホテルの中を抜けて行きます。途中、アーケードで(三越が出店)お正月らしい磁器を覗いたりして
気分もるんるん。
あけましておめでとうございます。健康第一は、まずは食から!
あま〜いお屠蘇をいただいて・・・
絵馬の形のさつまいも(丸十)、羽子板大根などお正月らしい演出に心が和みます。
写真が下手なyoko。 お醤油のほうに焦点が・・・関東風の生醤油をお楽しみくださいませ!?
長芋は干支・戌に模られ可愛らしく。
芽が出ますように・・・との願いでお節には慈姑が使われるそうで、我が家でも用意しましたが、じんろくパパは
別に芽が出なくてもいいよ・・・なんて申しまして、でも足にはしっかり魚の目が出ていたりして、はははっ
香の物もお目出度く紅白で。
もうお腹がいっぱいで、とても花びら餅まではいただけません。で、お持ち帰りいたしました。
ここでは以前、母とアフタヌーンティーをいただいたことがあります。懐かしい思い出。
香りのよい紅茶がおいしかったなぁ〜 暖かくなったら、また来たいわ!
フォーシーズンズホテルのロビーで、じんろくパパが古舘伊知郎を発見!
せわしなくフロント、ロビーを行ったり来たり、ホテルのスタッフにご挨拶。お身内だかお知り合いなのか
わかりませんが、ご家族連れの同行者あり。白いマフラーが印象的でした。
後日、婦人公論に人それぞれにカラー(オーラか?うろ覚えなのではっきりとはわかりませんが)があり
古舘伊知郎さんは、それが白だとか。それで白のマフラーだったのか!?と妙に納得した次第です。
椿山荘のロビーには、縁日で楽しむ家族連れも多く
和服姿の男性が、お正月らしさを感じさせ
正面玄関ではお神酒がふるまわれ、午後3時からは何か(お神楽?獅子舞?)始まるようでした。
皆さま、今年もよろしくお願いいたします。
レポート、ぐずぐずしているうちに、もう桜の季節となってしまいました。 ダハハハハッ!!!
お そ ま つ さ ま でした。
「久しぶりのレポート嬉しいな」 |
[返信] [引用]
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ハンサムで優しいじんろくパパ。 新しい環境に馴染もうと努力しておられるお母様。 三人家族のお写真は自然でとてもいい雰囲気ですね。
Yokoさんのセンスの良いレポートに何かしら ”華やぎ”を感じて、私もまたいつの日か「椿山荘」 に行ってみたいと誘われる気分です。
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小春ママ ++.. 2006/03/24(金)
08:41 [7518] |
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小春ママ
さんのコメントに私も同感しております。。 yokoさんのユーモア溢れる文章はほほえましく、お人柄がしのばれます。yokoさんのレポートで私の知らなかった大都市東京の文化面の良さが見えて、読んでいて楽しいです。yokoさんと優しいご主人に見守られてお母様も少しずつなじんでいかれることと思います。
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K.mitiko ++.. 2006/03/24(金)
09:38 [7519] [引用]
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Yoko-san
いつも乍らほのぼのとして、ユーモアの ある文章と、写真 楽しく拝見しています。 親孝行、殊に母親への親孝行しすぎは 絶対にありませんから、こころおきなく 親孝行してください。 マザコンといわれても悔いが残るものです。
元親不孝者からの一言です。
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元隣組 ++.. 2006/03/24(金)
12:57 [7520] [引用]
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