4/21 2006掲載

母と二人で ・・・・・Yoko

栃木県の日光へ、ちょっと用事がありましたので、母と二人で出かけました。
今回の旅、運転手は私だ、私だ、私しかいなぁ〜い。で、久々に全行程ひとりで運転であります。
新婚当時、じんろくパパは運転免許を持っておらず、どこへ行くにも私ひとりの運転で、かなりの
強行軍もこなしておりましたが・・・・・海外駐在を期にパパが免許を取ってからは、ついつい頼る
ようになってしまい、その頃くちばしの青かったひよっこドライバーのパパが、今では私にご指導あそばす
ほどにおなりあそばしまして、そうすると私としては、なんだか自信喪失でありまして、まぁいろいろある
わけですが・・・・・今回は 「がんばるぞ!」  
 
日光へは東京外環道路から東北自動車道、日光宇都宮道路のルートで。
群馬や栃木の春はひと足遅いようでして、高速道路のパーキングエリアやインターに植えられた桜も
まだまだ見ごたえがあり、車窓からの風景も春爛漫。名もなき山の名もなき桜も、ぼんぼりの灯りの
ようにぽっと浮き立ち美しく旅人の目を楽しませてくれますが、運転手はよそ見はしていられないのだ。
サービスエリアには、花壇も造られていて心が和みますね。もうすぐここでは藤の花も見ごろとなること
でしょう。 (写真は使い捨てカメラ使用で、写りがいまひとつですが。)
 
 
先日、東京外環道の有人料金所を通ったときにじんろくパパが、「料金は決まっているのだからアメリカの
ようにかご(ネットのようなもの)にコインを投げ入れる方式にしたほうが、いいのにね。」と申しておりまして
私も「そうね。」と応えてはいたものの、今回な、なんと日光宇都宮道路がその方式でして、その投入口が
あまり大きくないこともあり、どんくさい私はうまく入るかどうか、とても不安でしたわ。
おまけにカーナビのおねえさんが教えてくれる料金と表示されている料金が違う???
4月30日までは、冬季料金で割引なのでした。
 
日光は那須男さんのテリトリー! 日光東照宮は那須男さんのレポートでお楽しみくださいませ。
                                                (勝手に宣伝!)
 
平成11年12月に世界遺産に登録された日光二荒山神社の「神橋
平成9年から8年間にわたり行われていた改修工事は、総工費約8億円を投じて実施され、平成17年
3月に竣功しました。
 
 
神橋は山間の峡谷に用いられた「はね橋」形式としては我国唯一の古橋であり、日本三大奇橋
(錦帯橋・猿橋)の一つに数えられ、”乳の木”と呼ばれる大材の端部を川岸の岩盤に埋め込み橋桁
とするその特殊な構造が特徴です。今回の特別公開では橋梁の下部構造を期間を限定して公開
致します。                        日光二荒山(ふたらさん)神社のパンフレットより
今年の4月20日までの特別公開が延びて、11月30日までとなったようです。
 
 
鳥居をくぐって発券所で料金・500円を払うと、橋を渡って下へ降りて見学できます。
今から10年以上前に日光を訪れたときにこの橋は、なんだかくすんでパッとしなかった印象があります。
それが今では朱色が鮮やかでとても美しく生まれ変わっておりました。
 
那須男さんが日光のレポートで、最近の日光は日帰り客が多く、旅館街も寂れていると書いておられ
ましたが、まさにそのような印象を受けました。まだシーズンオフだったせいもあるのでしょうが・・・
そのわりには、外国人の姿はよく見かけました。
 
今宵のお宿は、日光○○物語。 旅番組でも見たことがある旅館です。
寒がりの母の為に、お泊り三点セット 電気敷き毛布・ボアシーツ・毛布持参で。歳をとって痩せていると
寒さに弱くなるものなんですね。母と暮らしていると、いろいろと勉強になります。
 
 
お部屋は次の間付きで広くて新しい。館内のそこかしこにお花が飾られており、岩盤浴、酵素風呂
フットマッサージ、東洋整体ありと女性客をターゲットにしています。まぁ今はどこでもそうなのでしょうが。
 
到着後、ひとりで大浴場へ。浴場へ入ると気のせいか塩素の匂いが?それにシャンプーやリンスの香りが
強烈。メーカーの試供品なのか、どこの旅館にも置いてあり、それらが売店で購入できるようですが、
入浴客が多かったこともあり、温泉の香りはせずひたすらシャンプー剤の香りのみで気分がだいなし。
アレルギーの私は無添加石鹸持参です。(いつも面倒)
 
入浴後は、脱衣場の片隅に設置されていたマッサージチェアで寛ごうと、そのコーナーに足を踏み入れた
途端・・・・・横からおばさんが割り込んできて「あなたの分もとっといたから」と足袋をポンポンと置いて
ご自分とお友だちの分を確保。マッサージチェアは2台しかないのよ。私はどうなる!?
こんなおばさんと争っても嫌な思いをするだけなので、マッサージは諦めました。
病気とは闘っても、人とは闘いたくないものです。 こんなおばさんにはなりたくないわ。
              (私も世間的にはおばさんですが・・・・・まだお嬢さんに近いほうねっ!ふふっ)
 
食べきれないほどの夕食を戴いた後、母がひと言。
「これは美味しかったね、と思うものがひとつもなかったね。」 ご尤も。その通りでありました。
見た目は勿論よいのですが、まぁこんなものかしらね。すき焼きにトマトが入っていたのが???
お品書きを見たところ、栃木トマト。地元のネッと半分納得。
お食事中に女将さんがご挨拶にいらして、「女性客の方には、デザートを一品サービスさせて戴きます」
とのことで、おまけがつきました。以前の私ならば、ルンルンだったでしょうが、このところ以前ほどの大食
ではないので、ほんとにお腹がいっぱいになりすぎました。もう横になってしまいたいほどでしたが・・・・・
でも、ここで休んではいられないのだ。
 
この日はテレビ番組「いい旅夢気分」のスペシャルに、佐渡ヶ嶽部屋が出演だったのです。
元関脇琴の若の佐渡ヶ嶽親方を見なくっちゃ! でっ、母をせかして再びお風呂へ。
加藤剛父子の伊豆旅行の後は、佐渡ヶ嶽部屋の河口湖や富士山を巡る旅でしたがお天気もよく、
親方と琴欧州、琴光喜、琴奨菊との間も和気藹々でよかったよかった。
ブルガリアのご両親にずっと仕送りをしている琴欧州、偉いわぁ。それに日本語が上手よね。
外国人力士、必要に迫られ無我夢中で日本語を覚えていくのでしょうが、(なんとかに拳骨と書いて
兄弟子とよむ、でしたっけ?上下関係も厳しい世界ですよね。)ほんとに皆さんお上手。
頭が下がる思いです。余談ですが、日本では今、小学校から英語教育を始めているようですが、いざと
なったら覚えるのだから、そんなに早くからやらなくても、と思います。(公立学校の話です。私立は各々に
特性があるのだから、望むところを選んでいけばよいと思う。)
 
翌日は「二荒山神社」で先ずはお参り。
 
この日の午後から日光に春の訪れを告げる弥生祭りが始まる予定で準備が進められておりました。
弥生祭り 4月13日から17日まで
 
 
ここはどこ?
 
小春パパが行きたがってらした日光金谷ホテルです。(違っていたら失礼!)
 
 
日光でどこに泊まろうかと考えたとき、真っ先に浮かんだのはこのホテルでした。アンノン族のはしりである
私は、このホテルの猫足のバスタブに憧れたものでした。
しかし、母は和室のほうがよいだろうと今回は旅館を予約したのでした。
金谷ホテルは丁度改装中で落ち着きませんでしたので、今回は避けて正解だったかも。
バーの入り口のカーブには、スコッチウィスキーらしき箱が並んでいるのが印象的でした。
 
 
 
お蔭さまで、母も元気にしております。
遠出は辛いとか、ちょっと動いては「あ〜 キツイ」とか「老衰で死にそう・・・」などと申しておりますが、80歳
過ぎたら体力が衰えて当たり前。ちゃんと自分で歩けてお食事も戴けるだけでも、有難いことだと思います。
5月には福岡へ帰って、浄水茶寮さんでお食事するのを楽しみにしている今日この頃なのであります。
バックの花は「あかやしおつつじ」です。
 
平日だったお蔭か高速道路も混まず、カーナビが示していた到着時刻よりも早く自宅へ帰り着くことが
できました。ってことは、ここだけの話、スピードオーバーしたってこと!?内緒ないしょ。
 
日光へ鉄道で行くには浅草から東武電車で、が今まではポピュラーな方法でしたが、3月18日からJRが東武
に乗り入れ新宿、池袋、大宮から直通で日光、鬼怒川方面へと特急電車で向かうことが可能になりました。
 
平日の旅は、あまり混まずにゆったりしていて、そして何よりも旅館の料金も休前日よりかなりお安くて助かり
ます。これからも、こんな旅ができればと願っています。
                                             お し ま い
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