12/26 2007掲載
しめ縄造り ・・・・・yoko
近所の公民館で「お正月のしめ縄造り」の講習会がありましたので参加して来ました。
講師の先生はお茶やさんのご主人と、以前公民館で何かのお役をなさっていた女性の
方のおふたりでした。
私は出来上がっているしめ縄に飾り物をつけるだけ、と思っていましたので、設定されて
いる時間(二時間半)は長いわね・・・と訝りながら参りましたところ、ありゃりゃ・・・
縄も自分で綯うのでありました。(そりゃそうだわ。しめ縄造りだものね。納得。)
参加者は30名ちょっと。10名位ずつ輪になって座ります。
先ず、下の藁の束を三等分にして、ひとつはほっといて残りのふたつを編んでいきます。
私の隣にいらした方(私よりもちょっと若い女性)「どうするんですか?どうするんですか?」
と、結構パニクッテます。
「ヨッシャー 今日は私よりも下手そうな人がいるわい。」なんだかほっとする私。
でも、この方に「こうじゃないですか?」なんて教えて気をとられているうちに、自分の縄が
ほどけてきたりして、だんだん何がなんだかわからなくなってきてしまい・・・
見渡せば・・・もう出来上がっている人がいる。
「何故だ――!」三越の岡田社長の気分です。どうしてあんなに早く出来るの?
焦れば焦るほど、うまくいかないものですよね。もう、帰ろうかと思いましたが気を取り直して
左隣でなさっていたおじさま(既に綺麗に完成。右隣のパニックさんは、いつの間にかどこかへ)
に教えを請いました。
ところが、ご自分のは綺麗に作っていらっしゃるのに、私のはできないのです。
「ヒャー この方に訊いたのは間違いだったかしら・・・?そこは逆じゃないかしら?」と
思うものの、お願いした立場上差し出がましいことは云いにくくて、これは困ったものだ、と
やきもきしておりましたが、おじさまも焦られたのでしょう。たまたま女性の先生が近くに来ら
れたので訊いて下さいましたところ、おじさまは逆に綯っていらっしゃったことが発覚。
私のは先生があっという間につくって下さり、おじさまもやり直されました。
しめ縄は、一般の縄とは逆の編み方なのです。
かつて、mitikoさんがしめ縄のことに言及されていて、そのときにv.Kさまもメデューサのこと
などお話になられていたように記憶しておりますが・・・? 今回、時間がありませんので
しめ縄の意味についての説明は省略させていただきます。
上は先生作のしめ縄です。
おじさまとふたりで「ああでもない、こうでもない」ともたもたしているうちに、まわりの
方々は飾り物の水引など付けて、既に完成の方が多くて、ほんと冷や汗でましたわ。
見知らぬおじさまと、初めての共同作業です!長いしめ縄を丸く結んだ後は、不揃いな所を
はさみで切ってくださったり、私は稲穂を持ってきて差し上げたり、ふたりの世界です!
飾り物は公民館で数種類用意してくださっていましたので、その中から選びました。
丸い水引にしよう、と思ったらもう売り切れ。でも、おじさまが先に購入されていた赤い
水引を別のに交換されましたので、ラッキー!赤い水引をゲットです。
このおじさま、この日の私のラッキーパーソンだったのかもしれません。
ザルツブルク工芸はブービーでしたが、しめ縄はブービーメーカー!
でも、ちゃんとできたからいいじゃん!てな感じでしょうか。
下の写真のものは、講習会のときに造ったものです。
結局、先生に綯っていただいたしめ縄で造ったものですので、すべて自分で完成させ
たくて、わらを別途購入して帰り「チャレンジ」してみました。
飾り物は近所の雑貨やさんでみつけたものを使用。先生のよりもきつく綯ってみました。
わらに紅白の水引を混ぜて造りましたが、思うような柄にはならなくてちょっと残念。
二作目の左右の長さをどうしよう、と母に相談しましたところ、ふたつ一緒に飾るの
だったらバランスを考えて・・・とのアドヴァイスでしたが、「玄関にはひとつしか
飾らないのよ。勉強熱心だからふたつ造ったの。」と申しましたら母から「何事にも
勉強熱心だったらよいのにね。」と鋭い指摘がありまして・・・はっはっはっ
ふたつ並べると大きさの違いがよくお判りいただけると思います。
やはり自分で飾り物を探して造った向かって左のほうが気に入っています。
ご指導くださったお茶やさん「お茶の大円」さんが掲載されているサイトを見つけました
ので、よろしかったらご覧下さい。素晴らしい水引細工をお作りになる方です。
水引細工には以前から興味がありましたので、習ってみたいな、と思っていますが
(カルチャースクールで教えているところがあります。岩田屋など。)私が作ったらまた
ひねくり回して水引がよれよれになりそうな、いや―な予感がいたします。
今月は三箇所でザルツブルク工芸、盆栽、しめ縄と作りましたが、いずれもパートナーに
恵まれまして、と申しましょうか、ご親切な方々に助けられ、冷や汗をかきながらも
和気藹々と作業が進み、とても有意義で貴重な経験でした。
来年もいろいろ参加するゾー! エイ エイ オー!!!
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