12/16 2007掲載

yoko

  ♪Ashita♪
 
じんろくパパが 「メキシコのカンクンに行きたいなぁ〜」とよく申しておりました。
私は暑いところ苦手、海よりも山、だったので「ふぅ〜ん」と長いこと聞き流して
おりましたが、たまにはパパの夢も叶えてやらねばなるまい、とあるとき(1991年12月)
カンクンへと旅立ちました。当時はドイツのデュッセルドルフに住んでおりましたので
大西洋をひとっ飛び―
 
デュッセルドルフからカンクンへは、ルフトハンザ航空の子会社 LTU が週一便
飛んでおりましたので、飛行機とホテルをそれぞれ手配しての旅となりました。
 
カンクンの旅は・・・日帰りツアーで行ったチチェンイッツアのピラミッドで、登った
まではよかったものの降りるのが怖くて、どうするべぇ―ということもありましたが、
なんとかつつがなく1週間が過ぎ空港へと向いました。
 
チェックインをして待合室に入りました。が、なかなか搭乗の案内がなく、なんだか
変だなぁと思っていましたら、やおらドイツ語のアナウンスが始まりまして・・・
ドイツの航空会社なので当然ドイツ語です。日本人客は我々だけ。なんか飛ばないって
言ってるみたいだねぇ。でも詳しいことは、よ―わかりませんので「パパ、聞いてきて
英語でっ!」とこういうことは全部パパにお任せでして・・・
 
なんと飛行機のエンジントラブルで(チェックインのときは既に判っていたのでしょう。
取り合えず待合室に集めておいて、その間にバスやホテルの手配をしたのでは)飛べない。
アメリカのマイアミからエンジニアが来て修理する。が、もし何か部品が必要になった
ときはそれを取り寄せて、となるので何日遅れるかは未定だと。
3グループに分けられバスに乗せられ、それぞれ異なるホテルへと運んで行かれました。
我々が予約して泊まっていたのはコンラッド。まだ出来たばかりなのかセメントの匂いが
していて、私はいまだにセメントの匂いを嗅ぐとカンクンを思い出します。
コンラッドはビーチのはずれだったのですが、今度のホテルは中心で賑わっているあたりに
あり、なんとバルコニーにジャクジーも付いていて、よしよし!
 
結局、二泊延びての帰国となったのですが、デュッセルドルフの空港に到着すると荷物を
受け取るターンテーブルの近くに人だかりが・・・そこでLTUが飛んでいる都市に使える
往復無料航空券引き換えの用紙を配っていたのでした。はぁ〜気付いてよかった!
この無料航空券は半年か一年有効のものでしたので「どこへ行こうかなぁ〜」と楽しく
考えておりました。ここまでは長〜い前触れ、うんざり長文でございました。
 
ある日「このチケットでイスタンブルールへ行きたいなぁ。♪飛んでイスタンブール」と
気分はすっかり庄野真代状態。そうしましたところ、ボスポラス海峡を泳いでいる夢をみて
しまったのです。私は別に泳ぎたかったわけではないのに・・・
 
結局、パパのお休みの関係などでこの恩典に与ることはできなくて残念でした。
 
 
 
昨年の秋、チェロを習いたいと思っておりました。ヤマハ大人のレッスンで。
天神の教室を見学に行ったり、体験レッスン日を度々問い合わせたりしておりましたが
結局諸事情により習うことはできずに今に至っております。もし、すぐにレッスンを始めて
いれば今ごろはこれくらい弾けたかしら・・・いや、肩が凝る、腰が痛いなどと言いながら
早々と三日坊主で終っていたかもしれません。
習いには行けませんでしたが、チェロを弾いてみたいという夢は残りました。
 
ところで、この平原綾香さんの「明日」という曲はテレビドラマの主題歌として流れていた
ものです。ドラマの為に作られた曲ではなく、脚本家がこの曲を聴いて是非今度のドラマに
使いたいと思われたものだそうです。
一昨年でしたか放送されたそのドラマには素敵な喫茶店が出てまいりまして、店主は寺尾聡。
木の床を歩く靴音。しゅんしゅんと沸くお湯の音。お客はオーダーした珈琲豆を自分で挽く
ことになっているので、その音。窓の外は雪。静かな空間です。
そこで寺尾聡は決して♪ルビーの指輪を歌ったりは、しない。
♪そぉお〜よっ 誕生石ならルビーなの・・・・・
因みに私の誕生石はトルコ石です。お安いんどすっ!
またまた因みに、日本レコード大賞と日本アカデミー賞主演男優賞のふたつを受賞したのは
寺尾聡だけだそうです。
 
とりとめのない話にお付き合いくださいまして有難うございました。
文章よりも歌をお楽しみいただければ幸いでございます。 

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