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> ホテルに戻ってホッと一息です。
この絵なんですが、気付くことがありました。 左の女性はまず間違いなく聖母マリアでしょうが、とすれば赤いロングドレスと青いマントが通常アトリビュート(これは誰かを明示する小道具)ですが、白いドレスです。例外的なんでしょうか?
二点目はマリアの上にいる2体の天使(たぶん)です。時々主に南欧カトリック系の絵画で見かけますが、ちょっと気味悪くもある。そこでこの際調べてみました。 するとこれはやはり天使なのです。しかもセラフィムとかケルビムとかいう、非常に位の高い天使です。大天使ミカエル、ガブリエル、ラファエルなどは下士官クラスの下級天使で、人間との邂逅がたまにある。だから人間の姿をしているのです。将官クラスのセラフィム、ケルビムは人間の格好などしていない。しかし我々迷える子羊としては少しは人間らしい格好をしてもらわないと、どなた様が天使か解らない。だからああいう少しだけ人間風に描かれるという訳です。
でもね、創造主はミケランジェロ乾坤一擲の力作(システィーナ礼拝堂)のお陰で白髪白髭に筋骨隆々の立派なおじいさまにイメージが定着しましたよね。ここあたりムジュン、、、
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