新型コロナウィルスで6000人以上の死者を出したイタリアですが、その暗いニュースの中で毎日新聞が報じたボローニャ滞在の客員編集委員の記事に感動を覚え、勇気づけられました。 その抜粋を載せます。
誰が言い出したのか、「13日午後6時になったら、みんな自宅の窓を開けて、何でもいいから歌をうたって、家にある楽器を奏でてほしい。この国を元気づけよう」という呼びかけがネットで流れた。イタリア国家や詩人レナード・コーエンの「ハレルヤ」などを歌う人々の姿が報道された。翌日は「正午に窓を開け、拍手をしよう。最前線にいて、きょうも奮闘する医療関係者を励ますんだ」と流れ、各地で拍手が鳴り響いた。 ありふれた日常を侵されたくないと願うイタリア人の意地と底力を見た思いだ。
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