6/7 2002掲載
「博多に出張があるんやけど、6月6日に・・・・・」手打ち庵からのメール
ははーん、あそこにゆきたいのだなと直感、急遽集いし処は”浄水茶寮”
「実は今日がはじめてなんです、ここ」 |
手打ち庵を囲んで・・・水無月の膳・・・
平成十四年六月六日
初夏らしい部屋の設え、「ここからお入り下さい」と仲居さんに案内されての入室。
「今宵はゆっくりとお楽しみ下さい」 |
御献立
金重素山緋襷大平鉢にて
一、向 胡麻豆腐
旨出汁 山葵 生うに
取り皿 仁清写し 団扇皿
口当たりといい、喉越しといい。。。 初夏の膳のスタートは中々凝った胡麻豆腐 共に頂いたウニも肉厚のしっかりしたものだった |
カンテキにて
一、稚あゆ塩焼き
頭からガブリと食いつくと 藻の香りと内臓の苦味がいい具合にかみ合って・・・ 球磨川産稚鮎ならではの味 |
金重素山伊部長四方皿
一、造り 鯛 初鰹
取り皿 長カット皿
鰹は辛子醤油で、活き鯛は生わさび醤油で頂きます |
源氏車
一、お碗 はも 叩きオクラ 管牛蒡 梅肉
ゆず
夏ですなあー! |
ぶどう絵鉢
破竹 隠元 田舎煮
破竹はこの日の為に糸島の竹林から採ってきました。
カット鉢
絵鉢といい、このガラス鉢といい 器が料理を一段と引き立てる好例 |
バカラカット大皿にて
一、八寸 枝豆 玉蜀黍(とうもろこし)かき揚げ
蒸しあわび 鰻八幡巻き
酢レンコン 丸十(さつまいも) 山桃
カット杯に生順菜
順菜のスッキリ具合に | |
この肉厚鮑、たまらんナー |
いやー、日頃グルメには口うるさい皆さんも
今宵は
穐吉オーナーのもてなしに、素直に載せられているようだ。
冬瓜姿に盛って
一、炊き合わせ 合鴨冶部煮 茄子 冬瓜
車えび
まるでヌーベル・シノアの世界 |
お釜で
一、飯 味噌汁
香の物 ハリハリ大根 昆布
梅干 胡瓜糠漬け
出し巻き
一、マスカット 枇杷 ゼリー掛け
一、菓子 水ようかん 薄茶
この頃になってようやく床に眼が行って
あっという間の4時間弱、大いに飲み・喰い・語り
素晴らしい初夏の膳を堪能させてもらいました。
またお会いしましょう!