11/5 2003掲載
某古美術商 会発足50周年記念茶会
そこは国体道路沿いの天神地区の一角に位置します。
近代的なビル(海ノ中道ホテルを設計された方)の地下一階にあります。
まずはお出迎え 織部焼の鳳凰の陶板
檜の香りも清清しい!! 手水
今日は気温が高かったせいか中の水は冷水でした。
もう少し寒くなると、中にお湯を入れます。
坪庭には孟宗竹、杉苔、羊歯、を配し、
一角には古びた燈籠それに狛犬
阿吽の呼吸で客を迎えます。
本席のお軸 「日日是好日」
席開きに相応しい茶壷飾り
今はこの茶壷の茶を挽くことはありませんが、
5月に摘み取った新茶を11月茶壷飾りで愛でて、
後にこの新茶を挽いて、茶の正月を祝います。
竹花入れの照り葉と初嵐
釜には湯が沸き松風の音が聴かれます。
シュン〜シュン〜と・・・・・・・・。
ネ聴こえるでしょ。
ふくべで造った炭斗(すみとり)
鷹の羽で造った自然の造形の羽箒、釜環も由緒あるもの
棚には 水差と棗
本日の主茶碗 奥高麗
楽茶碗 九代吉左衛門・了入
宝暦6年(1756)長入の次男として生まれる。
献立は 口取り、お椀、八寸
鳴海織部の結び文向皿に
口取りを盛り付けているところ。
八寸 カラスミとモロ胡瓜
カラスミの飴色と胡瓜の緑色の対比がとっても
鮮やか!! 青竹の両細の緑も凛とした感じ!!
11月はお茶会が多い季節です。
11日には光悦会、13日は遠州流の茶席披露。
また違ったレポートが出来ると思います。
乞う!! ご期待。
お茶に興味の無い方も是非
日本伝統文化の華ですよ。 能もその一翼を担っています。
穐吉 陽一郎
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