12/15 2003掲載

『表千家忘年茶会』 レポート
 
2003.12.12
 
博多から南へ車で40分、大宰府天満宮の北東側に
『表千家九州茶道館』はあります。
 
今日はことのほか、寒い朝になりました。
ここで『表千家忘年茶会』がありました。
 
                 
 
 
長屋門から玄関のほうを望む。
 
ここを抜けると
 
玄関へ
 
今日の献立
 
まずは席入りの後、
主菓子、濃茶、干菓子、薄茶の順でお茶を頂きます。
 
主菓子の上用饅頭は蒸し器で蒸します。 
寒い時にはお菓子も温かくして・・・・・。
 
粗熱をを取る為に団扇で扇ぎます。 
楽の容器に入っているのが
正客、次客、三客用の菓子。
 
あとの菓子は杉木地の縁高へ
 
 
一閑張りの干菓子盆に蕎麦松葉と?由貴(雪)煎餅。
 
茶を点てます。
いろいろなお茶碗で。
 
いよいよ懐石が始まります。
今日は70名が揃って懐石をいただきます。
こんな事初めての経験。
下の写真はその時使った鉢、盛皿
 
 
 
 
乾山写し水仙、萌黄地金襴手、永楽写し菊の葉、それぞれの向付に
車海老の軽い湯引き、岩茸、山葵、かげん酢。
向付を盛っているところ。
 
 
木地の丸膳に
 
向付、吉野絵の四つ椀にご飯、汁
それに引き盃を付けて。
 
次はえび真蒸のお椀
写真は??ボケてた。失礼します。
 
上野焼の古い皿に、鰆の柚庵焼き
 
 
熱々の飛龍頭(ギンナン、百合根、木耳、京人参)、針柚子
 
永楽の黄交址鳳凰紋に、イタヤ貝、ほうれん草の和え物
 
 
備前の緋襷に香の物、それにお湯が出ます。
 
以上一時間の懐石は滞りなく進み、終わりました。
 
主客の緊張感。これは何物にも代えられないものですね。
 
今年10月から、お祝いの茶席、京都での光悦会、遠州流の席開き
とお茶会がありました。
最後の忘年茶会で打ち止め!!
 
今年も健康で仕事が続けられた事に感謝しつつ
お茶会レポートの稿を終わります。
 
 
 
穐吉 陽一郎
 

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