6/24 2002掲載

by 舩津邦比古

ワイマール共和国とは第1次世界大戦と第2次世界大戦の間の短い時代,ドイツに束の間の平和をもたらした時代のことです.
人口五,六万人の小都市の名が,世界中に知られるようになりました.
私たちはここがまだ東ドイツに属していた頃,立ち寄る機会がありました.

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アウトバーンを降りるとウエルカムと書いてありました.

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日本と違って路上駐車はかなり自由,都心近くに車を止めて,,

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向こうに見えるのがマルクト広場と市庁舎らしい.それにしても古びた印象.

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これが市庁舎.

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対面に画家ルーカス・クラーナッハが晩年を過ごした家がありました.

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歩行者天国.広告が少なく,清潔な感じ.

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街路樹がうっそうとしていました.

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小都市らしからぬ立派な劇場があって,その前にゲーテとシラーが並んで立っていました.ゲーテはこの町に住んでいました.

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珍しく居酒屋風レストランがあった.でも寂しげなこの通り.

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歴代ワイマール公の居館(シャトー,シュロース)は博物館になっていましたが,,

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その荒れ果てていること!壁の装飾が剥げ落ちています.右棟の屋根だけ修理したのかな?

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これは何かの官庁で,

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これは大学だったようだが,戦災に遭わず,しかし古びたまま.

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また歩行者天国へ戻って,人通りは多い.

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ワイマールを出て一般国道を国境へ向かいました.美しい風景.

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ちょうど列車が来たので一枚撮りました.こんなことやっただけでスパイと睨まれそうで,ヤバイんじゃないかと思いつつ,,.
 
実はミュンヘンの例の仕掛け人形のある市庁舎前のマリエン広場,あそこの地下は広い地下街になっていて地下鉄の駅もあります.
ある時その地下街で写真を撮っていましたら,鉄道公安官が近づいてきて「この地下街は国防上写真撮影は禁止されています.
許可証はお持ちですか?」と尋ねられました...日本は平和ですよ.
 
ワイマールについての詳細は系統別伝言板(最近寂しいよ)<バロック・ドレスデン/ワイマールに寄る>をご覧ください.