10/18 2002掲載
<ザルツブルクの民族工芸 Volkskunst >
von
Koenigswert です。先に
この写真を掲載した時、説明が不十分なままでした。
実はザルツブルクの工芸については福岡市に非常に詳しい方がお住まいです。
西 京子さんは10年くらい前から福岡市や東京市谷で工芸教室を開かれ、度々作品展を開催されています。
西さんに伺ったところ、長いリボンで吊すオーナメントを総称してアンヘンクゼル(Anha"ngsel)といい、ガラスや
ブリキで鐘(グロッケ Glocke)や球(クーゲル Kugel)、ハート(ヘルツ Herz)等を型どり、それに木の実やスパイ
スをあしらうのだそうです。その他にもリング(クランツ Kranz)やブーケ(シュトラウス
Strauss)の飾りがあり、クリスマス
Weihnachten やイースター Ostern のときによく作るが、年間を通じて家々の壁や窓辺を飾っているそうです。
西さんは最近これまでの集積を「ザルツブルクからの贈り物」と題して上梓されました。
以下は西さんのご許可を得た御著書の紹介です。
本の表紙。
クランツ。
木の実はひまわり、朝鮮かぼちゃ、あけび、冬瓜、コーヒー生豆、ジュズダマなどを用いるそうです。
靴の形のオーナメント。
窓辺のクランツ。
スパイスはチョウジ(クローブ)、スターアニス、シナモン、ナツメグなどを用いるそうです。
窓ガラスに映えるアンヘングゼル。
これらの民族工芸 Volkskunst
はザルツブルクにとどまらず、ドイツ、オーストリア、スイス、北部イタリアにおいて広く愛されています。
西 京子さんのHPは
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oo v. K.
oo Tel: 0942-43-5452
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apple
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