5/17 2002掲載
ヴィーンの旅を続けます.
昨夜(5月16日)NHK-BS2 でヴィーンのことがあってました.
聖シュテファン教会の地下には夥しい数の人骨が埋葬されています.
ハプスブルク帝国の永遠の繁栄を信じて疑わない人々が帝国首都の
地下に埋葬されることを望んだのですね.初めて見た時はぞっとしました.
先日行ったばかりのホーフブルクもベルベデーレ宮殿もカフェも出てきて
嬉しかったですが,知らなかったこともいっぱいあって,また行きたくなりました.
wn31: おなじみシェーンブルン宮殿.
マリー・アントアネットモーツァルトにプロポーズされたのも,「会議は踊る」
で有名なのもこの離宮です.1441部屋あるそうです.
wn32: シェーンブルン宮殿の庭園.
後方の丘の上にはマリア・テレジアが夏の離宮として完成させたグロリエッテが見えます.
wn33: これは全景.
両側の森にはリスがいて手をさしのべると用心深く寄って来ます.とってもかわいいです.
wn34: さて,いよいよオペラ座 Staatsoper です.
ヴィーンはプラハより昼間暖かく,こんな軽装でした.
前の通りが旧城壁を壊して作ったリンク通り.市電が走っています.
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外観は重厚で堂々としており,威厳すら感じられます.
wn36: 正面玄関を入ってすぐ,ロビーに上がる階段.
内部は華麗で優雅な雰囲気に満ち満ちています.
貴族になったようです.ロングドレスで着飾りたくなります.
wn37: 1分につき1万円の使用料の特別ロビー.
アラブの王族がよく利用するとのことです.ヴィーンにはOPEC(石油輸出国機構)本部があります.
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バルコニー式の客席
wn39: 内部の一角
wn40: ロビーの天井を飾るフレスコ画.
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これは舞台から見た満員の聴衆,,
wn42: と思いきや,舞台の垂れ幕,つまり緞帳なのです.
ユーモアのセンスというのでしょうか.
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ロビーを飾る壁画
wn44: 天井の装飾
wn45: オペラの後感激冷めやらぬまま夜の町へ.
観た出し物はトゥランドット,白鳥の湖,椿姫,マダム バタフライでした.
wn47: オペラの後の食事処「使徒達の小部屋 Das Apostelstuberl」
ビールとチーズ,ハムの盛り合わせでオペラ談義に花が咲きました.
wn48: 次はベルベデーレ宮殿です.
オスマン トルコ撃退に功績を果たしたプリンツ オイゲン公が賜った宮殿です.
広い庭園をはさんでこれは下宮
wn49: こちらは上宮.現在はオーストリア19−20世紀絵画館になっています.
モネ,マネ,ゴッホなどのフランス印象派もありますが,クリムト,エゴン シーレなどの
オーストリアを代表する作家の作品が大量に所蔵されています.
クリムトの接吻 Ku"ssen はやはりたいした作品で,見応えがありました.
wn50: ここからはホーフブルクの一角にある,国立図書館内部の写真です.
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世界一美しい図書館と言われています.
驚いたのは100年以上前の世界中の新聞が展示してあったり,手に取れるのです(しかしめくるのは非常に難作業).
古文書の量の膨大さと建築の美しさにしばし呆然としました.
わかりにくい場所ですが,ここは是非おすすめします,王宮内にあります.
ヴィーンの旅はベートーベン巡り,ザッハー トルテなどを中心に,もう少し続きます.