3/25 2002掲載
プラハの旅_2
こんにちは,Maria
です.今日はプラハ旧市街と,ボヘミア料理を紹介します.
カレル橋から見たモルダウ(ヴルタヴァ)川上流と国民劇場です.実はこれは15年前
の夏.主人が提供してくれました.上流から旧市街とプラハ城を見ると
こうなります.15世紀か16世紀の銅版画です.中央にカレル橋,左手に城壁に囲まれ
たプラハ城,右手に旧市街が描いてあります.旧市庁舎広場やヴァツラフ広場(右
端)が見えます.手前には前の写真右端にあった川の中の小島が描いてあります.歴
史の嵐にもまれながら,プラハもモルダウ川も姿を今に残しているんだなあと,感慨
にひたりました.
ヴァツラフ広場.社会主義政権が倒れた時,ここは歓声を上げる大勢の人々で溢れた
とか.今は高級専門店が並ぶプラハの新しい顔.
プラハの街角.どこをとっても絵になります.
アンティックな感じの市電.プラハには地下鉄もあります.
着いたところは20世紀初頭のアール・ヌーヴォー様式で有名な市民会館.装飾に鉄を
多用.中には「プラハの春」音楽祭で有名なスメタナ・ホールがあります.中のレス
トランもアール・ヌーヴォー様式.
アール・ヌーヴォーといえばミュシャ.彼もボヘミアの人です.写真はミュシャ・
ミュージアムの入場券.彼の作風が時代と共に変わって行くのが解りました.
チェコの芸術家と言えば,「新世界」で有名なドヴォルザクの墓もあります.
旧市街近くにあったプラハ最古,聖マルティンのロトンダ(チャペル).12世紀初頭
のロマネスク様式で,円形の厚い壁と最小限の出入口.
市民会館から細い道を通って旧市街の中心に向かいます.こんな普通の通りでもなぜ
か絵になります.
こんな高い塔がありました.15世紀の旧市街の城門だそうです.ゴシック様式.火薬
庫としても使われたそうです.
さらに歩くと旧市庁舎前広場に出ます.旧市庁舎壁面の大きな天文時計.天動説に基
づいた時計(?)と説明がありました.死に神や12使徒の仕掛け人形がついています.
下は1年間の暦.寓意画や農村の四季が描いてあります.
さて,プラハで見たのは国立(!)マリオネット劇場の人形劇「ドン・ジョヴァン
ニ」.人形が小さいので当然劇場もこぢんまり.でも見ていると,だんだん等身大の
人間が演じているように見えてきますから,不思議です.始めにモーツァルトが指揮
者として出てきました.これがひょうきんで面白かった.まさに曲が始まろうとする
時,一人の客が咳払いを「エヘン」.するとモーツァルトがジロッとこちらを向く.
これがリアルで,皆腹を抱えて笑いました.
では,代表的ボヘミア料理を紹介します.鶏肉のローストに,キノコとベーコンが
入った甘辛いソースがかかっています.マッシュポテトとポンフリの芋二本立て.
フィレ肉を陶器の鍋様容器でローストし,クリーミーでやや甘い野菜ソースをかけ,
さらにクランベリーとホイップクリームが添えられます.(甘い)x(甘い)みたい
ですが,これがどうしてどうして,上品で美味しいです.添えてあるのは蒸しパンの
一種.
これはデザート.あまり甘くないチョコレート・ケーキ.
雑然と並べられた駅の売店のヨーグルト,チーズ.
手工業のいろいろが描かれており,面白い紙袋.
なんだか雑然としてしまいました.次回はヴィーンの旅を紹介します.
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oo Maria
von Koenigswert
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oo apfel =
apple
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