11/15 2002掲載

haruさん


最近、「へ」の話題で盛り上がりました。


そこで、これに関連してかねてより僕が疑問に思っていたことを書いてみます。

 

 

いろはにほへとちりぬるを

「色は匂へど散りぬるを・・・・」

ご存知、いろは歌。

平安の昔から諸行無常を詠んだ名作とされています。

 

ある辞典によると

手習歌の一。音の異なる仮名四十七文字の歌から成る。

「色は匂へど散りぬるを我が世誰ぞ常ならむ有為()の奥山今日越えて浅き夢見じ酔ひもせず」。

涅槃(ネハン)経第十三聖行品の偈()「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」

の意を和訳したものという。弘法大師の作と信じられていたが、実はその死後、平安中期の作。色葉歌。

 

 

しかし、僕はこの説に疑問を持っておりました。

 

なぜか・・?

 

「色は匂へど・・・」

いいや、色は匂わない。

桃は匂うけど桃色は匂わない。オレンジは匂うけどオレンジ色は匂わない。

赤・青・黄色の信号機が異臭を放ったなんか、聞いたことがない!。

それで、僕なりの解釈をしてみました。

ここは、ごく、ごく常識的かつ素直に

いろ=恋人

と解釈すると作者の意図が読めてきます。

 

なお、

「たれ」は、「あほたれ、ばかたれ、くそたれ」の「たれ」、相手を非難げに言う時に使う。

「有為」の意味は、ある辞書によると

「さまざまの因縁によって生じた現象、また、その存在。」

 

<はるさんの解釈>

 

「色は匂へど散りぬるを」

「恋人がしとねのなかで、また一発、やらかした。ああ、臭さぁ。でも、もう匂いも散ってしまったから、まぁ、いいか」

 

「わかよたれそつねならむ」

「和歌代(=恋人の名前)のあほたれ、へたれが、そういつもいつもぷぅ、ぷぅとおならを鳴らしているものよ」

 

「うのおくやまけふこえて」

「ああ無常、腐れ縁、深情けの奥(=正妻)が山越えて今日、乗り込んでくるなぁ」

 

「あさきゆめみしよひもせす」

「和歌代との関係も浅いゆめだったな。酒をいくら飲んでも今夜は酔えんわい」

 

 

以上の解釈が素直と思うのですが・・・・・

 

多分、支持されないだろうなぁ。
 
なお、「女性の色香は移ろいやすく・・」などとのご指導は無用です。
それは本歌の意味で、それを言うとギャグが成り立ちませんので。

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