3/4 2002掲載

花法師花だより 不定期投稿

今回は福寿草キンポウゲ科)
 
地上部に姿をあらわすのは2月から5月までのたった3ヶ月
あとは地中で冬眠しています。どこかの熊みたいですね。
江戸時代150以上の品種が育成されましたが現存するの
はほんの一部のコレクターが50品種くらいを維持しているだけです。

旧正月が九州の自然開花の目安です。

1.在来系 熊本の五木村などいくつかの群生地がみられます。
 本当これが一番いい花の楽しみ方でしょうが。

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2.みちのく 東北地方の在来小ぶりの咲き始めは黄緑なんとも
 いえぬ風情があります。

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3.姫福寿草 ミニの福寿草

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4.秩父紅 オレンジ色のきれいな花です。

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5.撫子咲き 花色オレンジで花の先端が枝分かれします。
 一茎から沢山の花がさきます。

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6.三段咲き 豪華な八重の花で花の中心部には緑の輪がはいります。
 晩生今満開

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7.福寿海 半八重園芸店でみかけるのがこれです。

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青丹(あおに)よし寧楽(なら)の墨する福寿草
                            水原 秋桜子
暖炉たく部屋暖かに福寿草
                            正岡 子規