1/7 2002掲載

by 井上道弘

画像系伝言板で紹介しましたように、正月2日、但馬の出石にある
皿そばを食べに行ってきました。家内に実家が出石の近くの関宮町
というところにあり、帰省のついでに久し振りに出石そばでも食べに行こう
となった次第です。
 

家内の弟の嫁さんが出石の出身ですので、彼女に「一番美味蕎麦屋
はどこ?」と聞いたら、「五万石」というところがお薦めというので電話したら
この日は休み。その次は?というと、「名前は忘れたが、たしか桂小五郎の
潜居跡の前の蕎麦屋」 というので、とりあえず、そこを目指して行きました。
 
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昨年の春のリワキーノさんの「城之崎紀行」にも町外れの「そば匠」という店が紹介
されています。
 
今回は街中で、行ったら蕎麦屋が軒を並べており、どれがどれやら判らずに、
そこは名人手打ち庵、流れてくるつゆの香り、店構えの雰囲気で、「えいやっー」
と決めて入りましたのが、ご紹介する「近又」
 
これが、大正解でいままで食べた出石そばの中では一番!
ここの蕎麦は完全手打ち。
(最近は東京の有名な蕎麦屋、例えば駄才先生にご紹介いただいた
「そば屋で憩う」という本の冒頭に出てくる「並木藪蕎麦」ですら、
手捏ね、機械打ちというのが相場です。)
 
蕎麦粉は自家製の石臼製粉、100%蕎麦粉を地元で取れる自然薯
でつないだもの。
 
つゆは出石そばの特徴である少し甘めの薄いつゆ。これも絶品でした。
これに、卵、大根おろし、ねぎ、とろろを加えて食べるのが出石皿そば
の食べ方です。
 
私は12枚、家内は9枚食べましたが、

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20枚食べると貰えるのが写真の
「皿そばの証」、30枚、50枚とだんだん大きな手形になります。

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しかも、1時間以内で男性は50枚、女性は40枚食べると1年間
無料、食べ放題の権利がいただけます。年間300人ほど出るとか。
これが10分で50枚だと、永久招待だそうです。
どなたか挑戦してみてはいかが?
 
12枚しか食べていないのになぜ私が「皿そばの証」手形をもらったのか
っつて? それは内緒。
 
出石の町の紹介は前出のリワキーノさんのHPを見ていただけば詳しく
紹介されていますので、今日は薄っすらと雪景色のした出石城の
門と、辰鼓楼の写真を紹介します。

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以上、手打ち庵レポート