11/5 2002掲載

井上照美

ハニーが私の腕の中から天国に旅立って10日余りとなりました。
その間ハニーに対して又残された私やみっちゃんへの皆さまからの暖かい
メッセージ何度も読み返しました。
ハニーの文字、犬の文字を見つけるとクリックばかりしています。
涙はいっぱい出し切ったはずなのに皆さんのメッセージの中の気持ち
と向き合うと又々涙があふれてきます。

 

私達夫婦に子供ができないと諦めた37才の時、我が家の長女として
ハニーを迎えました。敷居さえもまたげない600gのハニーはとても甘えん坊
でした。あまりの甘えたぶりに「ハニー」と名付けました。
どこへ行くにも一緒、寝るのも一緒、そんな異常に可愛がる私達を見て、
獣医さんはハニーが7才になる頃にもう1匹の犬を飼うように勧めました。
そして7才のとき次女のアンナが我が家に加わりました。
 
獣医さんから犬は15年間元気でいると幸せだと聞かされていたため、
私はハニーにいつも「母さんのそばに絶対15年間はいるのよ」と言い続けて
いました。その約束を守るようにハニーは15才と1ヶ月で逝ってしまいました。
3日ぶりに出張から帰った父さんを待ってその夜のことでした。お医者さんへ行く
までは父さんに抱かれて、帰る時は母さんに抱かれて、最初の3人家族を
思い出すように・・・ハニーだけの父さん、母さんの時間を味わうように・・・
家を近くにした車の中で息を引きとりました。
父さんが「ハニー何か言いたいのか?」と聞くと、最後に一声答えてくれました。
きっと父さん母さんありがとうの声だったと信じています。
 
真理さんが言われるように私達に抱かれるため、可愛がられるため、癒して
くれるため、喜んでもらうため、笑いをもたらしてくれるためだけに生きてくれたの
だと思います。
私達を幸せにしてくれることばかり考えてくれたハニーはきっと全てから開放
されて今は自由自在に天国で過ごしているのでしょう。
幸せいっぱいありがとうとハニーに感謝して涙をふく決心をしています。
 
ハニーを通じて皆さんの優しい気持ちをいっぱいいっぱい頂きました。
本当にありがとうございました。
今後とも次女のアンナを今まで通りよろしくお願いします。
遅くなりましたがお礼とさせていただきます。