11/25 2003掲載

10月の山陰旅行を歌に詠みましたのでお送りします。
 
画像はらんらんさん、たるみさんに頂いたものも合わせて使わせて
いただき、みっちゃんに編集してもらいました。   歌華人
 

橋桁に蔓をあそばす蔦紅葉陽のさす色を水に流せり

 

たわやすく七人の足を並ばせて湯村の足湯に笑顔一列

 

港内の烏賊釣り船の真昼どき並ぶランプに日差し遊べり

 

等間隔に魚の干物乾きゆき昼間の漁村に潮風抜ける

 

想い出の苦さは風紋と消し給え砂丘の上に連凧あがる

 

友の背の点となりゆく砂丘の空にたこたこ上がれ天まであがれ

 

鉄骨の量と空間の創り出す餘部鉄橋幾何学模様

 

陸橋の幾何学模様にそそり立ち餘部の駅山上となる

 

車窓より手を振る我らと撮る友と餘部鉄橋上下に分ける

 

故郷の川も注げる円山川旅人われに芒穂まぶし

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