3/25 2004掲載
大相撲大阪場所のレポートです by手打ち庵
荒れる大阪場所と昔からよく言われていましたが、いろんなところで異変続きの昨今、
相撲も例に漏れず、今年の大阪場所は史上初めての4人11連勝とか。
そんな、大相撲大阪場所の見物に夫婦して行ってきました。もちろん頂いたチケットで。
行ってみると席はなんと桝席の一番前、手の届きそうなところに土俵がありました。
日頃テレビでは見ることが出来ない幕下の相撲も楽しいよ、と言われて、観客もまばらな
時間帯から見物です。
3時ごろになると漸く十両(十枚目)の土俵入りです。これが始まる瞬間、館内のライトが明るくなります。
幕下と十両以上の関取との間の歴然とした格差を痛感しました。
そして、十両の取り組みが済むといよいよ幕内。まず大関までの幕内力士の土俵入りです。
やはり、圧倒的な人気はロボットこと高見盛です。ひときわ大きな歓声が沸きあがります。
勝負審判長は元横綱千代の富士の九重親方。
大阪場所の土俵溜りにはさすがに関西の芸人や有名人が目立ちます。この方は料理でおなじみの
神田川氏。
土俵の間近で気がついたことは、音です。力士同士がぶつかり合う音。張り手の音。
それに、相撲が終わった後の力士の体から噴出す汗。
東西の幕内力士の土俵入りが済むと横綱土俵入り。今は残念ながら朝青龍ただ一人ですので、
かなりさびしい。早く日本人横綱の出現が望まれます。
しかし、幕下からずっと見ていましたら、モンゴルだけでなく、ロシアやグルジアなどの出身の力士が
かなり増えてきています。これでは、将来ますます、外国人の横綱が増えることでしょう。
テレビでは分かりにくいのですが、朝青龍の体はさほど大きい方ではありません。しかしながら肩から
腕にかけての筋肉のつき具合と体全体のバランスが他の力士とはかなり違うことに気がつきました。
生で見る相撲の楽しさは行事の衣装にもあります。実に鮮やかでカラフルです。
この方は立行司木村庄之助。
桝席での、相撲見物の楽しみは「団子」の方にもあります。スポーツ観戦というより、まるで花見ですな。
お酒はいくらでも持ってきてくれますので、リワキーノさんのように日本酒党には堪えられません。
最後は弓取り式。
これを見て、お土産をもらい、触れ太鼓を聴きながら、家路につきました。