3/13 2006掲載
奈良の春を告げるお水取り
奈良の春を告げる行事、東大寺二月堂のお水取りが行われています。
今日、3月12日は二月堂の回廊で御松明が最も多く燃やされるクライマックスの日です。
今日は日曜日とあって、ものすごい人出が予想されますので、さすがに今日見に行くこと
は避け、数日前、9日に行ってきました。そのレポートです。
夕方6時過ぎに、奈良県新公会堂に車を止め、
ここから東大寺前の芝生を横切って、南大門へ向かいます。
南大門を過ぎて、右手へ向かえば、二月堂への道です。
そこから見る夕暮れの大仏殿。
二月堂へ続く石段を登っていくと、階段の途中には鹿の姿も。
二月堂へ上がってみると、開始までまだ、一時間あるというのにこの人数です。
こちらは御松明が上がっていく階段。
午後7時、照明が消され、最初の御松明が回廊に上がってきました。
3月1日から15日まで毎日10本の御松明が燃やされます。12日だけは特別に12本
ということです。
次から次へと御松明が上がってきて、夜空を焦がす約20分間の炎と光のショーです。
動画(Quick Time)
御松明の先端部はこのようになっています。大きさは70〜80cm位。
御松明には奉納者の名が書いてあります。
そして、御松明を振り回した時に落ちる燃え殻を拾うとその年は無病息災とか。私達も幸運にも、
このような大きな枝を拾うことが出来ました。
ここは、お水取りの水を汲み上げる「若狭井」です。