手打ち庵夫婦の「ロマンティック街道とスイスアルプス紀行」
(5)グリンデルワルト
このグリンデルワルト編では残念ながら悪天候のため、ユングフラウ、メンヒ、アイガーの三山は全く見えず、
Cap.Senohによる快晴下のレポートとは大違いです。 しかし、自然の流れには逆らえず、それも致し方なしです。
同じところでの2つのレポートを比較してご覧ください。
ノイシュヴァンシュタイン城を見た後、フュッセンを通過し、オーストリアに一旦入り、ライン川の上流を渡り、
リヒテンシュタインをかすめるようにして、スイスに入りました。相変わらず小雨混じりでどんより曇っていますが、
ドイツとは明らかに異なるスイスらしい景色が眼に入ってきます。
雪を頂いた高い山も見え始めました。
これは、ヴァーレン湖
ヴァーレン湖畔にあるスーパーマーケットです。 値段はユーロではなく、スイスフランです。
スイスフランは1フランがほぼ100円ですから、換算が楽。
このような景色を眺めながら、スステン峠を越えて、インターラーケンを経てグリンデルワルトに到着です。
夕食はスイス名物のミートフォンデュ、 何種類かある付け合せのピクルスにらっきょと同じものがありました。
かなりすっぱい。
なんとか明日の好天を願って、おやすみなさいです。
しかし、夜が明けて、ホテルの部屋の窓から見えるのはここまで、アイガーが目の前にあるはずですが・・・
そして、ホテルのロビーにある温湿度計の下についているお天気計も少しばかりFairの方に寄っているのですが・・・
ともかく、標高3454mのユングフラウヨッホに向けて出発です。
この電車でまず、グリンデルワルトから少し下ったグルンド駅まで向います。その後、ロープウェーで標高2230mの
メンリッヒェンまで登り、そこから、ユングフラウ登山電車の途中駅クライネ・シャイデックまでハイキングですが、
さてどのようになることやら。
しばらくはこのように景色も見えています
しかし、メンリッヒェンに到着すると、外はこのような状態、意を決して完全防備の上、出発です。
歩きながら眼に入ってくるのは、コース脇の岩肌に咲く雪をかぶった高山植物だけ
これは、なんとトリカブトだそうです。 夏の間は此処まで上がってくる牛も良く知っていて、絶対に食べないとのこと。
クライネ・シャイデックへの中間点まで来ました。 晴れていれば眼前にユングフラウ、メンヒ、アイガーの三山が見え
るはずですが・・・
クライネ・シャイデックへ到着です。 モーツアルトの名曲をもじった駄洒落を思いだしました。
「あいつ暗いね、ナハトマジーク」
こんなに雪も降り出してきました
それでも、この登山電車でさらに上へと上がります。
2865mアイガーヴァンド
3160mアイスメア
外はこのように、ガスの中です
Top of Europe、3454mに到着です。気温はマイナス10.3度
まずは、氷の宮殿へ
外に出てみましょう
マイナス10度の世界
晴れていればこちらにユングフラウが・・・
すぐそばの岩峰は何とか見えます
さらにエレベータで上まで上がって、本日の最高到達点 3571mです。
いつまでいても仕方が無いので、そろそろ降りましょう。 森林限界まで来るとこのように景色が見え始めます。
なんとか見えないものですかねー
下のほうもかなり雪景色
アイガーが少し??
登山電車はグリンデルワルト近くまで下ってきました
もう少しなんですがねー
ここは、我々が宿泊したサンスター
グリンデルワルトの町では、ホテルのお嬢さんに旨いイタリア料理を紹介してもらい出かけたところ大正解。
このピザとパスタは旨かった
ということで、ベルナー・オーバーラントの山は見ることが出来ませんでしたが、代わりにCap.Senohのレポートを
楽しんで、翌日は氷河特急に乗り、ツェルマットへ向います。
氷河特急編へ続く・・・