10/10 2007掲載
手打ち庵夫婦の「ロマンティック街道とスイスアルプス紀行」
(6)Glacier Express
Glacier Express 氷河特急編です。
グリンデルワルト2日目の朝、 好天を期待しましたが、昨日とほとんど同じ状態です。やっぱり、
アイガーは裾野だけ
山はもう冬仕度、暖炉の煙突からは煙が上がっています。
ここ数日の雪のため、本日予定だったフルカ峠を越えて、ローヌ氷河を見るルートは取り止めにな
りました。フルカ峠が閉鎖されたということです。インターラーケンからアルトドルフを経由して、
氷河特急の中間駅アンデルマットに迂回します。 インターラーケン近くを走る電車、これに乗って、
Cap.Senoh達はツェルマットからグリンデルワルトに来たはずです。
インターラーケンのあるプリエンツ湖
ここは、ウイリアムテル伝説の町、アルトドルフです。
国旗の他にこのような旗も揚がっています。州の旗でしょうか?
アルトドルフから峠を一つ越え
アンデルマットに到着です
アンデルマットは氷河特急の丁度中間駅で、ここから西の端のツェルマットまでおよそ3時間の列車の旅となります。
列車に乗る前にまずはここで腹ごしらえ、出てきたデザートが国旗でした
アンデルマットの町並みです。 アンデルマットは標高約1550mでこのように少し屋根に雪があります。
面白いのは雨戸が赤で窓枠が白、スイスの国旗を模しています。
少し晴れてきました。これからの旅に期待が持てます。
さー、我々が乗るツェルマット行きGlacier Expressが来ました。
車内はこのように上の方まで窓になった展望車です。 手に持っているのは車内で売りに来る傾いたワイングラス、
急勾配で登る登山電車の中で使うもの。
氷河特急はローヌ氷河のあとのローヌ渓谷を走ります。したがって周囲の景色はこのように高い山が迫ってきます。
氷河の後のU字谷を走りますので、牧場や、山の斜面の村々を見ることができます。
どこを走っても本当にスイスは美しい国です。国全体が観光地ということが改めて認識刺さられます。
とある小さな駅、建物の屋根は石、ここの窓も赤と白、そして美しい花。
ツェルマットに近づくと氷河から流れる川がこのように白濁しています。これは氷河によって山の石灰岩が削ら
れて流れ出てくるためとか。
隣の席を占めていた、チューリッヒからのスイス人のおばちゃん達は見慣れているのでしょうか、景色を見ずに、
ずーっと大騒ぎ、最後には我々や他の日本人グループを巻き込んで大合唱です。 みんな、陽気です。
そーこーしているうちに夕方5時過ぎツェルマットに到着。 ホテルに入り、夕食に出かけました。今夜のメニュ
ーはスイス名物ラクレット、 溶かしたヴァリサーアルプケーゼというチーズをジャガイモにひたすら絡めて食
べるものです。あんまり旨いものではありません。なんせ私はあまりチーズが好きではないもので・・・
翌日は、マッターホルンです。明日こそなんとか晴れてほしいと願いつつベッドに入りました。
マッターホルン編に続く・・・