10/12 2007掲載
手打ち庵夫婦の「ロマンティック街道とスイスアルプス紀行」
(7)マッターホルン
今日は、いよいよマッターホルンに迫る日です。なんとか好天をという願いが叶ったか、遂に晴れてきました。
期待に胸を膨らませて、外へ出てみました。
やったー!!です。くっきりとマッターホルンのあの特徴的な頂が拝めるではありませんか。
もう少し良く見えるところまで行って見ました。 どうやら雲ひとつ無い空のようです。
ん? 建物のガラスに映った左右反転マッターホルンです。
もう一度良く見て、朝食を済ませてから、上へ上がります。
ゴルナーグラート展望台まで、ゴルナーグラート鉄道の電車で上がります。
ツェルマットの町もうっすらと雪景色ですが、上は好天のはず
電車は次第に高度を上げていき、少しずつマッターホルンがお出ましです。
唐松の林の間からくっきりと見え始めました
素晴らしい雪景色、 ここ数日の悪天候のお陰で、山は雪化粧をし、絶好の日和となりました。
さらに電車が高度を上げると、オーバーロートホルンとその奥に4545mのドムが見えてきました。
マッターホルンはかなり近づいてきます
こちらは、ドイツ語で白い山というヴァイスホルン、これも4500mを越えています。
こちらはブライトホルン、きらきら輝いています。
そして、モンブランについで、ヨーロッパで2番目に高い、モンテローザ、4634m
モンテローザとブライトホルンの間にあるリスカム、 4527mとこれも高い山です。
モンテローザとリスカムの間を流れるゴルナー氷河
このゴルナーグラート展望台は3089mの高さにありますので、足元はこのように雪の中です。
セントバーナードの救助犬と一緒に撮影
世界最高地点にあるクルムホテル・ゴルナーグラートのテラスです。暖かければ、こんなところで食事をしたら
旨いでしょうね。
ここからは、マッターホルンの東壁が正面に見えるので、ツェルマットからの眺めとはかなり違います。
モンテローザからマッターホルンにいたるパノラマ画像です。
左から、モンテローザ(4634m)、ゴルナー氷河、リスカム(4527m)、双子山のカストール(4226m)とポリュ
ックス(4091m)、ブライトホルン(4164m)、テオドゥール氷河、マッターホルン(4478m)です。
そろそろ、下るとしましょう。 再び唐松林のある地点まで下ってきました。
フィンデルバッハというところで途中下車して、ここから歩きます。
ゴルナーグラート鉄道の電車はアプト式です。 既に退役した昔の車両が置いてあります。
唐松林を抜けて、ツェルマットまで下ります。 (027、028)
このような小屋にも風情があります
山頂には少し雲がかかってきたようです
このホテルはスキーの元金メダリストが経営しているとのこと
これから、標高3818mのクライン・マッターホルンまで、このロープウェーで上ります。
途中の乗り継ぎ駅、フーリで昼食、久しぶりのおにぎり
どんどん高度を上げていき、
ブライトホルンが眼前に
しかし3818mのクライン・マッターホルンではすこしガスが出てきてしまいました。エレベータでさらに上へあがり、
3883mまで来ました。 富士山頂よりも100mほど高いところです。
しばらく粘っていましたが、イタリア側から上がってくる、薄いガスがなかなか晴れてくれませんので、あきらめて
降ります。 こちら側ヴァイスホルンはよく見えています。
ツェルマットまで降りてきました。
先ほど上った、クライン・マッターホルンはマイナス13度の表示。
ホテルへ戻る道すがら、ホテル・モンテローザの壁にあるウィンパーのレリーフの前で
Cap.Senohとハナパパが数日前闊歩した、ツェルマット銀座バーンホフ通り
やっぱり、窓辺に花、花・・・です
ねずみ返しのある昔の小屋
そして、旧市街
ここには、1900年生まれで、1990年にマッターホルンに登頂した方のレリーフがあります。その心意気を見習わ
なければいけません。
あと、いろいろ土産物屋をのぞきましたが、どこも楽しいところばかり、詳しいツェルマットの紹介はCap.Senoh
のレポートをご覧ください。
今宵のディナーはどこにしようかなと考えた挙句、中華にしました。チンタオビールに海藻スープ。日本人にはチ
ーズよりもこちらのほうがグーですな。
とうことで、明日はモンブランの町シャモニーへ向います。
モンブラン編に続く・・・