9/23 2008掲載

おたんこなす 2008−5

 

釜石製鉄所の環境に関する最大の問題は、鹿がやって来て門を通って川に出て水を飲ん

でまた、ゆうゆうと帰ってゆくことだそうです。あまり堂々としているので守衛のおじん

さんも敬礼をしてしまうとか・・・・。

「ついでに鹿を飼って皆に見に来てもらったどうでしょうか、また鹿の肉の刺身もなか

なか味は良いと聞きます」とアドバイスしたら、所長は大変喜んでおられました。
 これ鹿ない!

 

エコ活動 ところ変われば エゴ活動

 

  

 

 はしごで飲んで、なんとか最後(シメ)のラーメン屋にたどり着くと、

「ラーメンなどはいらない」という。

「ラーメン屋に行こうとは言ったが、ラーメンを食いたいとは言ってない」という。

「どうしてもと言うなら、お前の半分よこせ」という。

「ここのは美味い、もう半分食べたい」という。

 

ウマさんに 尊敬の念 行ったり来たり(H沼氏の独り言)

 

 

 

「日本人には、30万年前に渡来した縄文系と、3000年前に渡来した弥生系の人がいて、縄文

人は酒が強く、弥生人に下戸が多いことは遺伝子工学的に立証されている」と伝えると、

「浅川さんなんか、縄文人の典型ですね。酒も強いし、顔も縄文人そのものですよね」と、浅川さ

んのいないところでK氏が言った。人のいないところで悪口言うK氏とは蔵田君である。皆さん、以

後彼には注意されたし!

 

   組合を 飲み合いにして (初代)委員長

 

 

 

二十歳の誕生日に、海の見えるホテルのラウンジに行って、フランス料理少々とシャン

パンを頼んで、「自分に乾杯」って海に向ってグラスを捧げ、グイっと一気に飲んだ・・男

がいた。

そこまではいいのだが、彼は天性の下戸のため半分飲んだシャンパンで目が廻り、ト

イレでゲロしてそのまま帰ったという。「二十歳になったらお酒が飲めるようになる」と言

われていたので、大丈夫かと思ったというが・・・本当に大丈夫かな、ユキ君!

 

   シャンパンも 真性下戸には ゲロの素

 

 

 

 (池ちゃんの鳥のえさ)

むかし、東京からすごく遠い館山まで、退職した池ちゃんちに遊びに行った。

彼はわざわざ駅まで迎えに来てくれ、駅前の居酒屋に入ろうという。理由を聞くと、「家で

は禁酒だ」という。僕はいらないよ、と言うと「俺が飲みたい」と肴は控えめに、たっぷ

り飲んで、足元フラフラしながら家にたどり着いた。

 玄関の前で、彼はピピッと背筋伸ばして、ササッと臭気を払い、出てきた奥様に「お客

を連れてきた。酒は飲んでない。酒の用意を早くしてくれ」と言って体が大きく揺らして

いた。全てお見通しの奥様は、「飲んでないのにどうして匂うのよ。あんたは禁酒でしょ」

と私にだけビールを持ってきて注いでくれた。隣で池ちゃんが喉をゴクッと言わせていた。

 

   池ちゃんの 鼻が赤くて ばれちゃった

 

 翌朝、朝食のとき、池ちゃんの前にはゴマあえや酢漬けやサラダが、菜っ葉の細切りで7

種類ほど並んでいて、味噌汁も野菜とワカメの具が目一杯入っていた。

 「こんな、こんな、こんな鳥のエサみたいな飯、喰えるか!」と池ちゃんは目を剥いた

が、奥様は「貴方は糖尿に高血圧にコレステロールでしょ」と取り合わない。すると今度

は私に「こんなもの喰ってまで長生きしたくない。君のハムエッグを半分くれ」といって

勝手にとって食べた。池ちゃんは、客を呼んでは酒や料理をちょろまかしているらしい、

奥様は、「あら、あら・・」と言って笑っていた。

 

   酒飲みが 酒飲むための 鳥のエサ 

 

 

 

久方振りの会社の旅行で箱根に行った。老人・子供もOKと言う前宣伝とは違って、旧

箱根街道の石畳は岩だらけで雨が降って苔で滑り易く大変だった。が、途中でギブアップ

すると思われた○村氏が最後まで頑張るし、老人以下と言われたくなくて死にそうになり

ながら私も二時間半、頑張った。

温泉と酒で疲れを癒して寝たが、真夜中に目を覚ますと、隣の布団に寝ているはずの福

永部長がいない。目を凝らしてみると、向こうの壁の方に福永部長が鎌田部長を組み伏せ

て重なっている。

 朝起きて、君たちは一体どういう関係か?と問うと、「ふざけないでください。児玉さん

の鼾は酷すぎるし、福永さんは寝てても柔道やってるみたいに動き回って児玉さんから逃

げてくる・・、もう、死ぬかと思いました」と鎌田部長が怒った。

 

   わが鼾 柔道二段に 不戦勝

 

 

 

 昔、室長の頃、社内旅行(12人)で、日光に一泊旅行した。昼の江戸村コースと猿軍

団コースに分けて、私は以下の理由で力強く江戸村コースを推薦した・・・・、

・サルの顔や尻のどこが可愛いのかわからない

・猿軍団はテレビでいつもやっている

が、女性四人は何故かサルに行くことになってしまった。 

当日、旅行の幹事から切符を渡されて、

「こだまさんだけが江戸村に行くことになりました」と言われた。

「石山!幹事のお前ぐらいはこっちにくるだろうと思っていたのに・・」と怒り心頭のま

ま、一日ず〜と日が暮れるまで、日光江戸村で遊んだ。一人で!

 

  江戸村は 最高だったぜ 涙でた

 

 

 

 20年ほど前、グァム島出張が大変有意義で楽しかったので、次の年に経理課全員(1

1名)で社員旅行に行くことにした。金曜日夜に羽田発・土曜夜は現地泊・日曜夜にグァ

ム発の機中2泊で、月曜日の朝には何食わぬ顔で会社に出社できる「夜這いコース」と言

われるツアーであった。

 土曜は、一日ホテルのリゾート・パーク(プール、テニス、ウインド・サーフィン、デ

ィナー・ショウ等)で遊んだ。日曜は、それぞれグループに分かれてダイビング、ピスト

ル、島巡り等を楽しんだ。 

 

    羽田発つ 乗って指輪を すぐ外し(森川君)    

    イミグレは 聾唖(おし)のふりして 押し通す(初海外の佐藤君)

    イミグレを 満面笑顔で 押し通す(海外通の澤田嬢)

    くらげ2個 プールに浮いて 胸に入れ(守屋ちゃん)

    サーフィンの 停止できずに 悲鳴あげ(佐藤君)

    ガリガリに ビキニタイプの 小もっこり(黒崎君)

    海パンに ナマコをいれて タモンビーチ( 〃 )

    湯タンポに 割り箸ボディで ビーチバレー( 〃

    よそ見して ナースに負けた ビーチバレー(山田君)

    腹引っ込めて 歩く辛さの タモンビーチ(コダマ)        

タロホホの 滝に打たれて 育毛養毛( 〃 )

禁止令 破って出て行く ネオン街(森川君)

探しに 行ってきますと 迷幹事(山田君)

    製造日 明日の日付で グァムのパン(島巡りの売店で)

    横井さん どこに隠れて 28年(元日本兵)

    

で、月曜日の朝「遊びで疲れて出社しないなんて許せない」と思って会社に出社したの

は室長の私一人だけだった。

他の部署の人々に、コダマさんだけが出社していても、何もできないんじゃないの、と

皮肉を言われながら、私は一日、机にボーッと座っていた。

 

   グァム島の お土産買った ガム10個(トゥ)

 

 

 

「会社の女性を全員抱いたことがある」と、酔うと女性を抱き上げる癖のあるY・イチロ

ー氏が馬鹿なことを自慢するので、それはセクハラ+パワハラではないか!ケシカランと

叱った。

「女性を抱いたままスクワットできる、と自慢したところ、そこにいた女性全員が並んで

お願いしますと言った」と彼は言い訳する。え〜、あのひろみちゃんも?と聞くと、「う

ふふ」と変な顔で笑った。

セクハラを立証しようと、おツボネ様に、君も抱かれたのか?と聞くと、

「ええ、まあ・・、だって女性って一度くらいお姫様抱っこされてみたいもんなんですよ

ね。コダマさんできますか?」と皮肉をいう。

ん・ん・・、王子様からされるのがお姫様だっこで、駕籠かきの熊さんみたいな男が丸

太んぼ抱えたってお姫様抱っことは言わない。せいぜい、宅急便か介護抱っこだ!

             

   腰痛で 孫も抱けない 熟年王子

 

 

 

 山上会の篠田さんは、66歳で東大の博士号を取得した奥さんをお持ちだという。

数十年の研究の成果が学界に認められたということであるが、テーマは何ですか?と聞く

と「教育社会学に関するテーマで、日本の家庭では「川」の字で寝るのが子供の育成に一

番良い、ということを検証した」という。子沢山はどうすりゃいいかな?

         マタ

   子は四人 「亦」の字で寝る 子沢山

 

 

 

 横幕氏と奥様の間には、雄猫が一匹、体を長く伸びきった状況で・・川の字で寝ている。

冬の寒い夜にもぐりこんできてから、ずっとやってくる。暖かくてプヨプヨして気持ちい

いが、横幕氏が奥さんに手を出そうとしたり体を寄せようとすると、横幕氏の腕にキッと

爪を立てる。お陰で今では全くその気にならなくなってしまった、といいながら爪あとを

見せてくれた。

 

女房が 猫のシッポを つねってる(らしい・・と横幕氏)

 

 

 

 

 ダンナが先に逝ってしまったoniko殿は、相変わらず(黒猫)翔太と同衾している。

字でいうと「ト」の字で寝ているというが、夏が終って・・・、

 

   明け方の 添い寝の猫を 抱き寄せる(oniko)

 

 

 

 昨夜、市ヶ谷のシャンソン・ド・ルエルに仲間とドヤドヤ入りますと、赤いシャツの中肉中背でお

腹がポコッと出たおじさんがおりまして、きくところによりますと、歌舞伎の女形でシャソンを歌う有

名な役者さんとのことでした。
 「歌舞伎?暇と金がないから見たことはない・・・」などと失礼なこと言ってしまい、後悔しておりま

す。そんなプロの前で「吾亦紅」と「アンチェンドメロディ」を歌ってしまいました。部下が歌った「わ

かってください」も二番から取り上げて歌っていました。ベロンベロンに酔っていたのでしょうか?

最初は普通のおじさんでしたが、正体を明かしたとたんに段々としぐさが優しく、女性らしくなっ

ていくのが・・・大変興味深かったです。男と女の情念に関する芸術的なシャンソンを2曲聞かせて

いただきました。


    おじさんの おやまもおかまも 芸(ゲイ)を売り

   

 

 

若い時、鷺娘の玉三郎さんに、お熱を上げていました。
玉三郎さんのポスター欲しいばかりに、呉服屋さんで着物を作ったことがあります。おま

けにポスターを呉れるのです。
毎日そのポスターを見るたびに、胸がキュンとして切なかったものです・・・(って、そ

りゃ、レズかい?ホモかい?詐欺男かい?)。

   玉三郎 流し目一つで 着物売る(みいちゃん)

 

 

 

みいちゃん推薦の中国映画 「あの子を探して」を見て感動した。                       

 けれど、中国人は嫌いだ。空港の土産売り場の小娘が、売りつけようとシツコイし、つり銭誤魔化

 そうとズルするし、始めからこちらを小ばかにしてる。買わないと判ったときのあの嫌な顔と態度!
 香港経由でクェートに行こうとしたら、窓口の小娘(中国人)が、「ビザがないから入れない。どう

せ帰されるなら行かない方がいい。入国できなくても帰りの飛行機代取られる。だから手続きしな
い」と言い張る。

「同じ会社の日本人が迎えに来ているから大丈夫。もう何度も行ってる」というが、
「出稼ぎの密入国に違いない。帰されるのが判っているのに、手続きはできない。密入国で逮捕さ

れるかも知れない。殺されるかも知れない。貴方のために手続きはしない」
と頑固にしつこく自分の判断の正当性を主張し、こっちの話は全く聞かない。
「死んでもいいから、無駄で損してもいから、頼むから手続きしてください」と言ったら、
「交代の人間がきたから、そいつに頼め」と消えてしまった。
交代した男はすぐ処理してくれ、なんとか飛行機に間に合った。 

 

    我の強さ 中国女性は 金メダル

 

中国映画「あの子を探して」は、最後のメッセージがいい。そのために少しストーリー

にこじつけがあって、めちゃくちゃだ。でも、メッセージで言いたいことがわかる。最後

に涙がドバッと出る。
 最後のメッセージ・・「中国では毎年100万人の小学生が学校に行けなくなる。そのう

ち15%の子供たちが、人々の努力や援助で復帰している」

         ヨ ソ  

    モンスター 他所ん家の子に 興味なし

 

 

 

 

(みいちゃんコーナー)

 

   あき深し 隣も芋を 焼いている → チンしてる(ダイオキシン配慮し・・)  


    ごめんねが 言えないうちに 秋日落ち

    夏痩せが 出来ないうちに 秋となり(この私)


 行列が 出来れば並ぶ 中高年(この私)

 夏終わり 布団に包む 太鼓腹(この私)

 

 

 

円熟味 増してわが身の 加齢臭 

 

中高年 くしゃみとおならじゃ 負けないぞ    

 

     秋の朝 空気が美味い パン屋前

 

もしもし そこは犬のおトイレですよと お巡りさん

 

 

                  「吾亦紅」 元気な母を 思い出し

 

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