10/18 2002掲載
Tokiyo(アインシュタイン姉妹の姉)
連休は山形の上山(かみのやま)温泉に行って来ました。
東京から山形新幹線でかみのやま温泉駅まで2時間40分。
10年以上前、さくらんぼ狩りに山形に行った時にはまだ新幹線が通っておらず、
短期間で行って帰ってくるには飛行機しかなかったのですが、
便利になりました。
このかみのやま温泉には、斎藤茂吉記念館と
沢庵和尚が紫衣事件で流されていた時の庵、春雨庵があります。
そして蔵王、何処からでも見ることが出来ます。蔵王までは車で2時間半くらいだそうです。
またここには、日本の宿紀行に載っている有名な旅館「名月荘」があります。
3000坪の敷地に20部屋と宴会場3つからなる贅沢な広さを誇る旅館でした。
今回の旅行目的はこの名月荘です。ここで何もせずにゆっくりすること。
各お部屋は
広い和室とかわいいリビングルーム、そして内風呂(屋根はあるが露天風呂)、
それにテラスがついていて、お庭へそれぞれ出て行けます。
私たちの部屋の内庭です、テラスから眺めたところ
この内風呂は温泉、もちろん夜中でもいつでもOK.
このリビング(と言うにはちと小さいか)からは
お風呂が見えるはずなのに、夜は見えなかった。
テラスの後方左は洗面所、右奥がお風呂です。
当然、大浴場のほうも制覇しましたが、
出てくると、読書室の隣の談話室で新鮮なジュース(パインとにんじんとセロリー)が待っていました。
これが美味しかった。
それに部屋の外に出て始めて分かったのだけれど、浴衣が内風呂のある部屋とない部屋では違ったのです。
ゆかたというよりも一重の着物のような浴衣で、それもそれぞれに2セットづつ用意されていました、白と紺と。
談話室、ここで満月の夜にはムーンライトコンサートがある。
当日も、「音楽でも聞きましょう」とこの談話室に入ったら、
後からきたカップルが三味線を弾きだした。
この部屋と三味線、なんとミスマッチ!!
酒蔵、デパートでも見かけるような酒の種類
でも、これはどう?
ここで気に入ったお酒を選んで、夕食に注文していいのですって。
さて、お部屋に戻って、夕食を頂きましょうかね。
ねえ、おしぼりにカボスを乗せておくのって、ちょっといいアイディア!!
(それとも、私だけが知らなかったのかしら。)
先付け ぶなかのかみぞれ和ヘ
前菜 あけび、だだちゃ豆チーズ、穴子寿司
お吸い物 蟹進上
向付 活鮃、 鮪
米沢牛サーロインステーキ
松茸炭火焼
マナガツオ西京焼き
なぜか山形でふぐのからし揚げ
ふぐ、海老、舞茸、青唐
山形名物芋子煮 里芋、こんにゃく、牛肉、舞茸、長葱
名月荘特製手打ち饂飩
そしてデザートはリビングルームのテーブルで頂くようになっています。
このランチョンマットとガラスがよく似合ってました。
お風呂から出てきたら、
冷蔵庫に入っているアイスクリームをいただくことにした。
ガラスごと冷蔵庫に入っていたので、びんびんに冷えていました。
コーヒーメーカーも備え付けてあり、自分たちで何杯でもコーヒーを点てることができる。
全員、マッサージをお願いして、
トドのような状態に写真もとれず・・・
そして、気持ちよく就寝。
翌日は
寝ていると、「朝食を次の間にご用意いたしました」という声で
目が覚めました。
うれしい、おかゆさん
そう言えば、ここにも当然登場しているお漬物。
たいていの旅館は着いた時に、
温泉饅頭か何かが用意してあると思いますが、
この旅館では、お菓子のほかにお漬物も用意されていました。(多分、東北の旅館はみなそうかな?)
夕食にもたくさんのお漬物が出ました。
ただこれは熟れすぎていて、私には臭いが強すぎた。
他の人は感じなかったって言うから、私が敏感すぎるのかも(??)
ご飯を食べた後、もう少し寝る者、朝風呂にはいる者あり、
朝風呂に入っているのだけれど、
自分でこの写真を撮っているので、セザンヌもびっくりの姿はお見せできません。
さて、ゆるゆると旅館を出発し、山形のもう一つの名物、果物をゲットすることに。
葡萄狩り、入園料500円、
葡萄は食べ放題、
私は2房半は食べましたね。お腹いっぱい。
ラフランスは、まだ早いので、直ぐには食べられないのだそうです。
収穫したものを半月くらい置いておくと丁度熟れて美味しくなります。
そして、お腹がいっぱいにもかかわらず、
「たかが蒟蒻、されど蒟蒻」を食べに蒟蒻番所へ。
囲炉裏を囲んだ半個室で、お食事を頂きました。全て蒟蒻です。
前菜
うに巻(風味)、あわび(風味)、黒豆(風味)、
蕎麦の実
グラタン
菊の酢の物
ご存知、お刺身
そば粉と蒟蒻の粉を半々で打ったおそば
つるつるした歯ざわりが面白い、それに美味しいの。
デザートがラフランス味の蒟蒻ゼリー
個々に行く途中で運転手さんが「目からうろこですよ」って、
本当にそうでした。
締めくくりは斎藤茂吉記念館
元同僚との年に一度の旅行でした。
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