8/21 2002掲載
by 時代
アインシュタイン姉妹の夏休み
今年のお盆は兄の初盆で、神妙なる(?)毎日をおくる予定で帰福しましたが、
やはり予定は未定にして、確定にあらず、
思いもかけない展開をしていった毎日でした。
まずは、編集長の光ファイバー物語
「金曜日によいよい会のサーバーを光ファイバーに変えたら、
HPを見ることができない人が出たから、月曜日はお盆休み返上で、
問題点を見つけて、やりなおし」、という編集長の書き込み。
これを見つけた私は、
朝早くから仕事を始められるであろう編集長の事だから、朝一番の飛行機で着いて、
飛行場から野間の我が家へ行く途中で寄っても編集長に会えるんじゃないかと考え、
編集長の慰労に立ち寄ることにしたのが今回の福岡荒らしの始まり、
半休さんもこの案に乗ってくれて、飛行場に迎えにきてくれてました。
「いくらなんでもお姉ちゃん、今から行ったら、編集長まだ仕事始めたばかりでお邪魔虫だよ、」
というわけで、お茶して10時まで待ちました。
このごろのナビゲーションは素晴らしい、住所を打ち込むだけで、その場所まで誘導してくれるんですね、
「こんにちわ」って、オフィスに入っていったら、「あれ、もう来たと。竹下駅近くになったら、電話してくれば
誘導しちゃ〜と言うとったとに」。そんなの待ちません、私たち。
それからは、仕事場荒らし。
いえ、それだけじゃないのですよ、横浜のルーターメーカーに電話を掛けつづけたのは私たち。
最初、編集長が掛けていたのだけれど、次から次に電話やお客様やで、彼は長続きしないのです。
長い市外局番も暗記するくらい掛けまくって、やっと運良く繋がったのは私の電話でした。
(ところでどうして、ああもお客様サービスって話中で掛からないんでしょうね、もう日本中の皆が掛けて
いるのじゃないかって気になります)
その間にも、穐吉さんから、進藤さんから、らんらんさんから、大津さんからと電話が入り、私たちが
研修所へ行くのが4時半ということになりました。
その間、たっぷりここの機械やソフトを吟味できるわいと思っていたら、穐吉さんとの電話のときに、「アイン
シュタイン姉妹が来とうけん、お子様ランチを作って」という粋なアレンジをしていただきました。
そこで、一旦仕事はお休みにして、浄水茶寮に出かけます。
(そう言えば、私のこのひどい格好は、朝5時には家を出なければいけなくて、
用意に手間取り、時間が無くなってぱっと羽織れる洋服、つっかけられるスニーカーにしたためです)
お口直しに、白茄子はいかが、
穐吉さんがこんなのがあるんですよって、出してくれました。びっくりしました。完全な白茄子です。
器との彩りも良くて、
お料理は妹尾さんのグルメ報告にありますので、説明は省略。
というより、腕前がもう一つなので、写真がぶれていたのがあったりして、
全部はここに紹介していないので、完全なレポートが出来ないからです。
折角の穐吉さんの趣向を余すことなく伝えられないのが残念ですが
朝顔につるべとられて・・・・・
お造りです。
編集長、「この素麺瓜、切り方をグルメ報告に書いとったろうが、」
えび真蒸美味しかった、
美味しさを直接味わえない皆さんは
せめて器をお楽しみください、
妹尾さんのグルメ報告にも出ていたこの花入れ、実は洗面所においてあるのです、
前回、伺ったときも、ここには素晴らしい花が確か備前の花入れにいけてあったと思うのですが、
今回も面白い趣向で、ただ手を洗うだけではもったいないくらいです。
進藤研修所
さて、4時半に由紀子さんとヨットのクルー仲間の方のお迎えを受けて一路研修所へ
雨戸を開けたり(らんらんさん)、鍵を開けたり(じだいさん)、お掃除をしたり(半休さん)、
川へ降りて足をつけて、涼を味わったりしているうちに(じだいさん)
夕方ともなり、メンバーが一人、二人と集まってきます。
半休さんが手にしているキュウリはこの研修所で採れたもの
皆さんご存知でしたっけ!?、この研修所はここにお座りの大津さんの設計です、
宮崎さんも中州(?)から駆けつけて外では、篠原さんと進藤さんがなにやらひそひそ
この長いテーブル、大勢の人が集えることを前提にしつらえられているとか、
ここの目玉です、地下のワインセラー、この棚にびっしり!!、
皆が、勿論私も、狙うのも無理はない?
さて、翌日は、クイズで手に入れたワインの幸せな贈呈式
F.v.K.氏とfrau Funatsuさんとのお食事会
これも半休さんが船津夫人マリアさまことマリ子さんの裏技メールの
先生になっているおかげで、お食事会とあいなったのでありました。
持つべきは技を会得した妹
船津さんとは3年の時にクラスが一緒だったのですが、
多分そのころの1年分くらいのお話をしたと思います。
夜中まで喋ってしまって、肝心の写真を撮り忘れてしまいました。
そして14日は蕎麦御膳を食べさせちゃろうという編集長のご好意に直ぐ甘え、
勇躍スェーデンハウスで有名な小春庵に出かけました。
主人公小春ちゃんです、
誰かさんが指摘していたド−ムのガラス鉢から水を飲んでいる姿を
撮ったのですが、両者(?)の色がとてもよく似ていたので、判別がつきにくいでしょう。
さて、編集長の蕎麦うち、本当は秘伝だったかな
何しろ、蕎麦は生きているから時間との戦い、
手早いこと、鮮やかなこと、たった8ヶ月前に手打ち庵の蕎麦うちに
興味をそそられて始めたとは思えない技、
つなぎなしの100%そば粉。
それも粉に引く時に最初に出てくる粉だけで作られた蕎麦御膳を
ねー、鮮やかでしょう?
このあと、湯がいたり、だしを作ったり、八面六臂の活躍、おまけに全て走って
時間と戦ってました、編集長は!!
そして、バレリーナそのものの奥様さよさんが次々にお料理を出してくださり、
アインシュタイン姉妹としては、これは遠慮なく食べるのが一番のマナーと
大いに食し、おおいに幸せしてきました。
(そのうち、私の話に食べることが載らなくなったら、どこか身体の調子がおかしいのかと
質問が来るようになるな〜)
華奢な身体のさよさん、肩こりがひどいということに、
では身体でご馳走に応えましょうと、姉は力で、妹は愛でマッサージをしてあげていたら、
突然編集長が「明日乗せてあげようか」
「いえ、明日は友だちの車に乗せてもらうから、いいです。」
「ヨットだよ」
姉妹一緒に「ええー?」
姉「乗る」
妹「うーん、残念」
ここで明暗が分かれましたね。
妹は、親戚が木工のギャラリーを開いたので、それを見に行く約束がしてあったので〜す。
そこで、私だけ、もう一日お楽しみ
ヨット編
「帆を張らないの」と聞きましたら、
「帆を張ると6階建てのビルの高さくらいになるので、ウインチマンがいる」とのこと。
そんなに大きいのにこれは本当はセイリングボートなんですって、
ヨットというのは、イギリスの王室が持っているくらいの大きな”遊び船”を想像すれば正解だそうです。
柱島
柱状摂理が分かりますか?
べたなぎで、船酔いもすることなく、私はすこぶる元気
最初は章さんが舵をとっているときに恐る恐る舵を取らせてもらったのですが、
帰りは章さんが下船したこともあってか、手が足りない時には、
「まっすぐあのタワー目指して」という指示の下、やりましたよ、にわかクルーは。
私の30年来の友だち、今利さん、修猷の2年後輩です。
海上保安庁の観艦式みたいなものにぶつかったのです、
ぞくぞくと船が通過していきます。
海軍の、そして海自のあの白い制服、
好きなんですよね、
原爆で亡くなった一番上の兄が江田島にいくことが決まっていたから
というわけでもないのですが、昔から船が好きで、あの白い制服見るとわくわく、どきどき・・・
そう言えば、小学校5年から佐世保に移ったのですが、
母は、福岡女学院のあのセーラー服が気に入ったと言って、私たちにセーラー服を
作って着せていました。佐世保の中学校の制服がギンガムのスカートだったのです。
そうか、雀百までのくちだったのか、私は。