6/25 2002掲載

六甲山登山 by 森脇久雄

 

N.マリコさんは私の顧客です。

私が山登りをすることを知って、誘って欲しいと頼まれたことから数年前、Nさんと

Nさんの仲の良い友人二人と一緒に登山を共にするようになり、新宮山彦ぐるーぷに

も加入いただいたのでした。

この81日に槍ヶ岳登山を計画している彼女らの訓練のために6/23六甲山登山に

出かけていきました。

 

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コースは阪急六甲駅より徒歩30分のところから始まる杣谷沿いの摩耶山に向う古く

からの登山路です。六甲駅を出発したのは午前8時半。

 

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沢沿いを行くので木陰が多く、谷風も吹き、涼しいです。

 

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女性が持参するおやつは本当にバラエティに富んでます。

私はアンパンと氷砂糖くらいなものですが、彼女たちはバナナ、スモモ、凍らせたゼ

リー、チョコレート、冷やしたコンニャク菓子など。

どれもおすそ分けいただいたのですが、特に美味しかったのがシャーベット状になっ

たゼリーでした。

 

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尾根に着いたのは午前11時。

目的地が有馬温泉なのでここからは摩耶山ではなく、逆の六甲山最高点の方角に向い

ます。

ところが、ドジなリワキーノはお喋りに熱中して登山路に入るところをやり過ごして

しまい、大迂回の車道を行く羽目になりました。

 

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その代わりに六甲牧場のそばを通ることができ

(羊たちが放牧されています)

 

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空木の花や、花菖蒲、たくさんのアジサイや道路の側溝を徘徊する羊を眺めることが

できたから良かった、と女性たちは言って謝る私を慰めてくれました。今日は歩行訓

練が目的だから、と。

 

六甲最高点を過ぎたところの一軒茶屋峠から有馬温泉への道を降りて行きます。

途中、一人が道を踏み外して6メートルも転落するという思わぬアクシデントがあっ

て一時は肝を冷やしましたが大事には至らず、午後四時、有馬温泉に着きました。

 

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有馬では移転新築なったばかりの公営浴場で湯につかり(素晴らしい湯でした)、行き

つけの地鶏屋で乾杯となりました。