3/28 2003掲載

リワキーノ

「単なる飲み会・2003/3/26」
 
元はコミック大好き人間のW.まり、奥田一憲、堂田弘文、Y.美穂、森脇の5人で発足
した飲み会で「コミック談義の会」という立派な名称を持っていたのですが、奥田氏が転
勤で関東に去っていった後、色々な人を誘っているうちにコミックとは縁の無い人のほう
が多くなったので、もっとふさわしい名を考えようということでコミック談義の看板を下ろし、
とりあえず、単なる飲み会という名でしばらくいってみようということになったのでした。

コミック談義の会を立ち上げたときの仲間たち
右から奥田さん、美穂さん、堂田さん、リワキーノ
 
3月26日に難波のビアレストラン・ライオンに集まりました。
今回は常連の横田氏はじめ、都合がつかないという不参加者が多く、淋しい会になるか
なと思いましたが、初めて参加されたO.陽子さんのおかげで随分と盛り上がってくれた
のは世話役にとって嬉しいことでした。

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左から豊下弟さん、初参加のO.陽子さん、古賀野正空さん(右端二人は別のグループ)

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右から新婚ほやほやの堂田さん、横井さん、藤田さん、豊下兄さん、世茂さん

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仕事がたまっているので参加は難しい、と言っていたアイ・リエさんが1時間遅れで参加し
てくれたのは大変嬉しい誤算でした。この他、最初からのメンバーであるW.まりさんもい
るのですが、彼女は画像掲載お断りですので載せておりません。

今日の新客はこの人、O.陽子さんです。
ピアノ調律師でして、調律師協会関西支部・大阪地区の運営委員を一緒にやっております。

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彼女は研究熱心な技術者でして、2月に開催された調律に関する技術研修会では彼女の
した質問に対して講演者が答えるのに必要だからと言って前に出てきて実際に調律する
ようにと指示されたとき、大勢の調律師の前で物怖じもせずに落ち着いた態度で調律をし、
みんなを驚かせたものでした。


このときの講演者は辻文明という日本を代表するコンサートチューナーですが、その技術的
能力は勿論ですが、人間的な温かみと謙虚な人柄で多くの調律師の尊敬を集めております。
私はこの日、初めてこの方に接したのですが、語り口や目の動きが、テレビ放映で見たタン
グルウッドで若き演奏家たちを指導する小澤征爾氏とそっくりなのに深い感銘を受けたもの
でした。際立った人というのは同じような雰囲気を持つようです。

今日の大事な儀式の一つをやります。
昨年春に修験道奥駈の先達を引退した私の法具を古賀野さんに譲る儀式です。

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奥駈で高木亮英師のすぐ後ろを歩く古賀野さんは飛鳥の橘寺の僧侶です。彼はお寺とは全
然関係ない家庭で育って仏門に入りましたので、いろいろ苦労も多かったようですが見かけ
によらず芯の強いものを持っており、私は午後5時までのサラリーマン僧侶です、と言って憚
らない柔軟性を持った彼を私は好きなのです。
奥駈参加のときはいつも高木師に衣装と法具を借りているので自前のものが欲しかったそう
で、私も彼のような僧侶に私の法具を使ってもらえるのは大変嬉しいことでした。

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水汲み修行のときの古賀野さん。

頭巾(ときん)を額につけ、結袈裟(ゆいげさ)かぶり、引敷(ひっしき)をお尻に吊るし、錫杖(し
ゃくじょう)を手にしましたが、やはり鈴懸(すずかけ)の衣を着ていないと様になりません。

次は新婚ほやほやの堂田さんへのお酒の授与。
結婚祝いか、と皆さん思われたでしょうが、いえいえ、違います。新婚旅行で福岡に行った折、
小春パパ宅に招かれて暖かくもてなしくれたことへのお礼に堂田さんが奈良漬を送ったこと
への小春パパのお返しだったのです。これはこの日の朝、小春パパに頼まれて用意したも
ので、堂田さんの結婚を皆に紹介するのにちゃっかり利用させてもらいました。日本酒はお
なじみの”出羽桜”です。

来月から横浜へ転勤となる横井さんが「わしの送別の儀式はしてくれんのかい」と憮然とした
表情でいるのに気がつき、彼には何も用意していない私はあわてました。

苦し紛れに女性たち4人に両側に座ってもらい両手に花花花花、をやりましたところ、彼はニ
ッコリご機嫌うるわしとなりました。

ええい!もう一つおまけじゃ、ツーショットも持ってけー!
しかし、彼がいなくなると淋しくなります。

製菓会社の社長である豊下兄さんは大変多忙な方でして、残念ながら途中で帰っていかなけ
ればなりませんでした。
3年前に淡路島でやったアルバトロスクラブ忘年会のときなど、シンポジウムが終わって、さあ、
これから宴会という時点で、急な仕事の電話が入って宴会参加を断念して帰っていったことが
あり、社長というのは本当に大変なんだな、とこのときは実感したものでした。

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その後も宴会は続きます。まりさんは若い人たちに人気があります。

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アイ・リエさんと豊下弟さんは集まりの雰囲気をいつもおおらかなものにしてくれる貴重な存在
です。

豊下弟さんはパッケージデザイナーで、岩絵具による文字絵の作品も作製されることは前にも
紹介したことがあります。

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歌人の世茂さんはいつも飄々としたキャラクターでして、初対面の人でも皆、すぐに彼女には打
ち解けます。

O.陽子さんは私が修験団を率いて大峯奥駈をやってきたことに大変な驚きを示し、自分もいつ
か大峯に連れて行って欲しいと言って私を喜ばせてくれました。
彼女のお祖父さんが南御堂の最高位の僧侶だったとか。
南御堂とは真宗大谷派難波別院のことを言い、関西以外の方たちは知らないでしょうが、大阪
では南御堂というのは格式の高いお寺として誰もが知っております。本町の御堂筋沿いに建ち、
私が楽器店に勤務していたころは朝夕、この南御堂を見る日が続いたものでした。

やがてお開きの時間となりました。
外で全員写ったつもりだったのに・・・・・
古賀野さんと藤田さんがむこう向きではないですか。まりさん、

しっかり見て撮ってよ。

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