5/20 2003掲載
研修所でウニを食う
by v.
K. + ムー
金曜日、進藤ふさふさ先生より
「壱岐からウニの届いたけん食べん?」とお誘い。
奥方に伺いをたてると快諾。
こういうお誘いにはたいてい一も二もなく乗る、
とはわかっていても一応、ご機嫌を伺っておかなくては、、、。
早速、土曜の夜の惣菜に予定されていたすじ肉とコンニャクの
煮込みが一日日延べになった。
とは云え、仕込みはその日の夜半に始まるのであった。
日曜日、午前中の法事を一件すませている間に奥方は買い出し。
近ごろ新規開店の美味しい豆腐を食べさせてあげたい、のだそうだ。
帰ってきて曰うには、
「事後承諾だけど、美味しそうな鯛が出ていたので、買っちゃった」
へいへい、どうぞご自由に、と云うしかないじゃありませんか。
皆が待っているのだろうと、昼食もとらずに、いざ研修所へ。
あにはからんや、着いてみれば、だれもいない。
まあ、そのうち来るだろうと、木苺やら三つ葉やら摘んで暇をつぶす。
待つほどに、オーナーとドンが続いて到着。
彼らは畑に、我らはキッチンに。
まず、三つ葉を茹で、鯛を二枚にして半身は刺し身で、
おっとその前に
どうです、目の下一尺、食べごろですぞ。
摘んできた三つ葉がおえているのも判るでしょう。
そうこうするうちにv. K. 夫妻も到着。(これまで厶ー)
「ウニがあるげなぜ。食べ来んや」と渡辺章から電話があったので、ホイホイ二つ返事で行きました.....v. K.
準備をするのはこの方々。いつもの女将のかわりに見慣れない顔が。
(うっ、撮られる角度が悪い。腹が目立つ・・・・厶ー)
ゴルフ終えて駆けつけた章は、腹が減ってたまらんからと、いつもの指定席で一人始めている。
まずはゆず豆腐。豆腐の中に細かく刻んだ柚が散らしてある。醤油を控えめにかけてそっと口に入れる。うーん、いける。
次はスナップえんどう。実はこれマリアが畑で育てました。塩一掴み入れたお湯でサッと茹でただけ。
プリプリ弾力があり、ほのかな甘みも。昔のマリアみたい。
(あんた、そういうことをよくサラリとおっしゃいますなぁ。
「んじゃ、今は苦いのかい、」と思わずつこみたくなるではないですか。
いや、たしかに無農薬+有機+愛情栽培、野菜の甘味そのまま・・・厶ー)
ムー和尚持参の鯛。まずは半身を刺身にして。残りは塩焼きに。係はいろりの前に既に半分出来上がって、もそーっと座っている章。
(いや感心した。あらや皮も全部きれいにお食べになりました。・・・厶ー)
牛スジとコンニャクの煮込みもムーさんの一品。
(見かけは悪いが、二晩寝かせてしっかり味が滲みておりますゾ。レシピを近日発表予定。・・・厶ー)
それまでに、前庭でビール飲んでいると近くのおじさんが通りかかった。
ビールを勧めると畑でとれたエンドウ豆をくれた。それを手際よく鞘から出し、
冷凍庫に眠っていたエビと一緒にさっと茹でたのがこれ。
(マリアとだいこくの合作。茹でただけじゃありません、薄味で美味しく煮ておられました。・・・厶ー)
準備が出来たので始めましょう。グラスの中で揺れるのは辛口のシャブリ。なぜかというと、、
ジャーン。長年壱岐で診療を続ける進藤先生へ、地元の人たちからお届け物。超美味のウニ。
お醤油はいらない。スプーンですくってそのまま食べると、海洋民族に生まれた幸せが口いっぱいにひろがる。
この日のウニはたったこれだけではないのだよ、フフフ、、。
こんなのもある。渓流に面した斜面に三つ葉が自生しているのを和尚がめざとく見つけ、
すぐさま茎をおひたしに。
(おえていて、葉は堅くていけないが、茎は柔らかかったので、、、、厶ー)
鯛の塩焼きが出来ました。鯛の骨が咽に刺さったら全身麻酔して取らないといけないとか、
進藤先生が恐ろしいこと言い出したけど、皆あまりに美味しくて夢中になって食べている。
篠原太一君到着。美味しいとこ残っててよかったね。
食後はテラスに出てお団子を食べながらシャンパンなど、、。
ここに出てくるのが研修所周囲に自生している野いちご。よく見ると一種類ではなく、数種類混じっているみたい。
梶イチゴかどうか不明。図鑑に載っているだけでも十種類以上あるから。
野いちごにシャンパンをかけ、
こうやって食べます。
最後に駄目押しのウニどんぶり。壱岐ではウニぼっかけ飯といいますね。
「らんらん残念だったね」とか
「幸せそうな顔して画像系に出てたよ」とか
「たまにはらんらんいないのもいいな」とか、誰かが言ったのか私の幻聴だったのか、
とにかくあなたはいてもいなくても話題をさらう方ですよ。