5/9 2003掲載

関西の風景(明日香)・・・byはなパパ
 
この連休はどこかへ行きたい、いや歩きたいと思っていました。
この日だけは休むぞ、5月4日、選んだ行き先は歴史散歩の道、飛鳥です。
今の地名は奈良県高市郡明日香村。
 
飛鳥は二つあります。
一つは、大阪府羽曳野市周辺の飛鳥、「近つ飛鳥」といい、
物部氏、西漢(かわちのあや)氏の本拠地。
もう一つがこの飛鳥、「遠つ飛鳥」といい、
蘇我氏、東漢(やまとのあや)氏の本拠地。
日本書紀には5世紀末頃渡来人多数をこの地に住まわせるとあります。
 
それはさておき大阪天王寺から近鉄特急で40分、

1. 奈良の飛鳥駅に到着しました。
 

2. 元気のある人は、見る場所が多く坂も多いので貸し自転車で。
  そのため道も整備してあります。


3. 元気のない我々は、見る場所を限定してのどかな田園を歩きます。
 

4. まず一番目はおなじみ高松塚古墳、墓の前で写真撮っていいの?
 

5. 村のイベント蹴鞠を見つけて「
私もした〜い。」ずうずうしく衣装を借ります。


6. この人、鹿皮の鞠が蹴れない。持ってるだけ。
 

7. 次に見えるのはなに?  あの古墳は天武・持統天皇稜。
  飛鳥のど真ん中に御陵があるのは蘇我氏の系譜に続いてる、
  と私は勝手に推量してしまいます。
 

8. 御陵の横の畑を過ぎて、9. 鬼の雪隠(せっちん) 10. 鬼の俎板 11. 亀石
  なんでこんなんがあったのでしょう。
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12. 昔大伽藍があったという川原寺跡 13. 聖徳太子生誕の地といわれる橘寺を横に見て、
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この先、明日香村役場の前に大極殿(だいごくでん)跡といわれるところがあったのです。
民家を村と県が今年中に買い上げて史跡にする予定のところ。
645年大化の改新の発端となった、皇極天皇の前で蘇我入鹿が
中大兄皇子と中臣鎌子に謀殺された宮殿です。
違う道を行ったのでご紹介できません、といっても今は旧い民家があるだけ。
 
14. 第2目的地、石舞台古墳です。
  蘇我の馬子の墓といわれ人が寝ている姿に見える。
  決して豚寝の姿ではありません。
  この地は蘇我氏の地、彼らも渡来人だったのだ、との説はあります。
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15. たまには私も被写体に。16. 墓の大きさは人と比べましょう。


17. 岡の道を長く歩いた次の目的地はここ、岡寺。
  真言宗の名刹で創建は663年、義淵僧正。
  草壁皇子がここで育ったという説もあり。
 

18.19. ここで有名なのはぼたん、日差しが強すぎて少し傷んでましたねぇ。
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20.21.22 そこで裏山には石楠花(しゃくなげ)、とてもきれいです。
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てくてく歩きの歴史の散歩道、南から北へ山道、岡の道を歩きました。
 
23. 私たちの最後の目的地、飛鳥寺。6世紀末の創建。
  蘇我の馬子が(いや大工が)建てた日本最古の寺です。
  すぐ近くには入鹿の首塚があり。
 

24. この寺からみる野の風景は古く真神原(まがみはら)と言われ、
  古代新羅の慶州、百済の扶余と酷似しており、渡来人達の郷愁を誘ったそうです。
  旅の終わりはこの田園風景で疲れを癒しましょう。
  
といってもここから橿原神宮駅まで3.5キロ、
いやぁ疲れた、つかれた足がパンパン、
ところで落ちはないの、というなかれ、疲れたの!
 
 
ではでは
25. 美(うるわ)しき皇子(みこ)と皇女(ひめみこ)がお見送りしましょう。
 
 

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