3/15 2002掲載
by 内田利博
さすらいのサラリーマン名古屋編 第四弾
今回はうなぎ、「ひつまぶし」 だ。
日時:H14年3月14日 ホワイトデー。
18時頃に予約していきました。
場所:あつた蓬莱軒
名古屋市熱田区神宮
TEL 052-682-5598
取引先の社長と
熱田神宮のすぐ側にある。7年前まで130年間ほどは
神宮の中にあった。結局追い出されて引っ越したらしい。
10年前に食べた時は神宮の中だった。本当においしいぞ。
名古屋に来て半年。やっと行ってきました。
休みの日の昼は行列ができて、なかなか食べられない。
ここでは、お客全員がほとんど「ひつまぶし」を注文する。
「ひつまぶし」はこの蓬莱軒の登録商標だと初めて知った。
あんまり名古屋意外ではないのでは。
お櫃にうなぎを細かく切ってまぶしたのが、名古屋特有の
ひつまぶし。ひまつぶしではない。私も昔うなぎ屋に入って
ひまつぶしとはなんだ、と聞いて恥をかいたことがある。
この料理の誕生については諸説があるらしいが、戦前、
天然うなぎの皮の硬い時期に、切り刻むことによって
美味しく食べられるようにした、というのが定説だそうだ。
肝焼きです | |
卯巻です | |
ひつまぶしとダシの入った入れ物 |
写真にもあるが、正しいひつまぶしの食べ方。
まずご飯とうなぎをよくまぶす。
一膳目。お茶碗に盛り、そのまま食べる。
二膳目。上に薬味(のり、あさつき、わさび)をいれ、まぜて
うなぎと薬味の風味を楽しむ。
三膳目。薬味とおだしを掛けて、うな茶漬けとしてたべる。
さっぱりとした味を楽しむ。
このダシは何だ、とオーナーの娘、鈴木君代さんに聞いたが、
「秘伝の味で内緒」だとのこと。一緒に行った地元の問屋さんの
社長(写真の人)によると、うなぎを茹でた湯に昆布や
かつおぶしを入れたものらしいとのこと。
お酒は「草薙」 |
市販していなくて、ここでしか飲めない
とのこと。一升瓶を抱いているのが、よくしゃべる店員さん。
食卓に乗っているガラスビンに入れて持ってきたので、
一升瓶を持って来い、と言ったら見せるだけよと言って
持ってきた。
三種の神器のひとつが草薙の剣で、ここ熱田神宮にある。
それで、特別に作らせているそうだ。
ついでに、残る二つは鏡が伊勢神宮、勾玉が皇居にあるそうだ。
二階の座敷です。一階はテーブル席。 |
以上