1/13 2004掲載

渡辺耕士

小生、先週バングラデシュ(ダッカ)から戻って来ました。ただ外国と言っても
時差が3時間しかありませんから、時差ぼけはほとんどありません。
もちろん「生まれつきのボケ」は努力してもなかなかなおらないのが頭痛の種ですが
・・・

 愚息ですが一昨年9月に地方のある大学を卒業(この男も卒業時期でわかるよう
に、親に似て中途半端な人間です)して、あるきっかけでバングラデシュに渡り、
NGOのPGをスタートさせようとしています。
目的はストリートチルドレン(特に街娼婦の子供達)の更生活動です。
 その陣中見舞いと観光を兼ねて家内と行ってきました。街には人と車が溢れ騒音と
活気に満ちていました。詳しい報告は「バングラデシュ紀行ー麗しのダッカ」にまと
めるつもりです。
 
さて、お願いです。今活動の対象としている15人の子供達の里親をバングラデシュ
で募集しているそうですが、貧しい国のためなかなか集まらないそうです。
つきましては、皆様の中にそのような活動に興味がある方があれば、
是非ご協力をお願いできないかと思い皆様にご連絡した次第です。
(親バカだとお思いでしょうが・・・)
もちろん、このような活動にすでに参加されている方もいらっしゃるでしょうし、
活動そのものに疑問を感じられる方もいらっしゃるでしょうから、本当に興味がある
方だけ何らかの方法で「興味あり」とご連絡頂ければ幸いです。
 そのようなご連絡を頂いた方に、愚息の作った「趣意書」(と言っても10ページ
程度の粗末なものです)を送付させて頂きます。
その上で「賛同」頂ける方を募集したいと思います。
「里親の役割」は次のようなものです。
1,月額 4,000円(子供一人の1ヶ月の生活費)の寄付
2,期間は2年間(翌年以降は確認の上1年づつ延長)

まことに恥ずかしいのですが、この援助に対する「報酬」は年に数回
の手紙と絵(場合によっては子供の写真)程度だと思います。
彼らは、当たり前ですが字はおろか満足に絵を描くことも(極端に言えば
線を引くことも)できません。したがって最初は何も期待しないほうが良さそうで
す。

以上のようにかなりの資金負担(年間で言えば約5万円)となる内容のため、
ある程度生活に余裕があると小生が勝手に思っている方(例:すでに子育てが
終了した方)に絞ってこのメールを送らせてもらいました。
 「興味あり」→「賛同する」方が一人でも二人でもいらっしゃれば幸せです。

小生は、下痢のため参加できませんでしたが、公園の芝生の上で13人の子供達
を集めて「発表会」を1月2日にやったそうです。「詩の朗読」や「唱歌」があった
そうですが、中に「迷子の迷子の子猫ちゃん・・・」の歌を覚えたばかりの日本語
で、一生懸命に歌ってくれた子供が家内には、特に印象に残ったようです。

 ストリート チルドレン 抱きたる 我が愚息
         我の人生 意味あり と謝す

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