1/30 2006掲載
”白濁のまとわり付くような湯”をリサーチしていたら
ドクター笹田から「地獄温泉」っていうのがありますよ・・・とアドバイス・・・
自宅から熊本インター経由2時間弱・・・
意外と近かった。
百年超えの歴史ある本館受付で入湯札購入します。
掟!?
湯治場としては200年を超える歴史があり、江戸時代、細川藩はこの湯を守るため武士や僧侶などかぎられた人にしか
入浴を許さなかったという。
広大な敷地に源泉が随所にあり、湯の具合も異なっているので
目的の温泉を決めてから湯処へと向かいます。
排水の湯溜まり
源泉掛け流し且つ白濁の証拠、期待でワクワク。
明治の湯治場は
こんな風だったんだろうと思わせる地獄温泉を代表する「すずめの湯」
よかよか、、、
ここは内湯、脱衣場はここにあります。
まったりとした湯
今までの温泉とは確かに違う、、、落ち着いたところで
露天へ
ここは混浴、湯治場だけあって入場者のほとんどが長期逗留、皆さん堂々と!?してあります。
床面から
湯がドクドクと沸いていて
秋田”乳頭温泉”の雰囲気です。
灰色に濁った湯は泥湯、底に堆積した泥をすくって身体に塗ると、これが美肌に効果があるという。
ここを後に
上の段へと・・・
ここは男湯、一段上には女湯”仇討ちの湯”があり、こちら側は覗かれます。
多少グリーンがかって
これ源泉
ベースは硫黄泉ですが、海から遠く離れているのにここは塩分が豊富、加えて苦味も感じられる不思議な湯です。
充分温まったところで
こちらへ
民芸風なエントランス
へーえっ!餅飾り!
やまめの塩焼き 塩炒りむかご
田舎風野菜 田舎こんにゃく
などなど、体に優しい食事をいただきました。
臨席のおっさんと仲良くなって暫し温泉談義・・・
「この温泉は一度来たいと思っていたんですよ」
「どちらから?」
「栃木からです、白濁の温泉っていうのは日本でもそうそうないですからね」
「他に廻る予定は?」
「ラムネ温泉にも行く積りです」
この車で全国温泉行脚とのこと。
〒869-1404熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
ここの温泉後に”阿蘇山上まで15分”という案内板通り登ることに
狭い道!
そこかしこに温泉の蒸気が溢れていて、とてもいい眺めだ。
ほう!
あたり一面「すすき・すすき」
振り返ると
冬景色
普段通らない阿蘇の道、予想外に素晴らしい経験させてもらい皆大喜び。
さらに登ってゆくと草千里に出ます。
左は中岳
反対側は
外輪山、通常向こうの方からこちらサイドを眺めているのが不思議な感覚・・・
根子岳も
すぐそこに・・・・・
思いがけない温泉と景色、う〜んと得した気分で帰路に着きました。