2/26 2004掲載
「早春の野菜中心膳」
先週掲載、某眼科医ご馳走の卓袱料理の返礼に
「春が喰いたい」と浄水主人にリクエストお願いしたら・・・・・
ここ浄水茶寮では、早くも土筆が芽を出しています。
今宵何が起きるか?
菱皿にて
1.向 牛蒡 京人参 ウド アスパラ
ゴマクリーム和え アーモンド
オランダ櫻皿に
蒸し鮑 菜の花 ゼリー掛け 撚り人参
「これ健康によさそう!」って云うもんだから更に
須田菁華の猿手鉢がお出ましに・・・
遠山椀にて
眼科医婦人「うわー!お椀の出汁のとり方から習いたい・・・おいしく作るコツって何ですか?」
浄水主人「やっぱり、愛情込めてということでしょう」
1.お椀 蛤潮汁
若布 土筆 木の芽 はなびらウド
染付祥瑞
1.お造り オコゼ薄造り
ちり酢 五分ねぎ
丸蒸篭にて
1.一寸豆
豆の皮がこんなに美味いなんて・・・・・
永楽手付鉢
1.強肴
ウドの芽 タラの芽 竹の子 天麩羅
備前片口に芹白和え
焼き下仁田ネギ 酢味噌
ここで熱々土鍋の登場!
土鍋にて
1.雪なべ 掬い豆腐 大根卸し
柚子
眼科医「うーん、こんなん出されたら、又来ないかんねえ」
お釜で
吉野椀
このアンティックなお揃い椀で
しばしの盛り上がりがあった・・・いったいどれ位のコレクションがここにはあるのだろう?
1.かやくご飯
人参 椎茸 牛蒡 薄揚げ 芹
もずくの味噌汁
雪月花膳で
晩白柚の宿かりて
1. フルーツ フルーツゼリー
捻梅干菓子盆に
1. お菓子 晩白柚砂糖漬け
薄茶
早春の野菜中心膳とはいえ、お腹に充分な量が不思議と”す〜いす〜い”入るもんですねえ。
小春ママ「春のはしりの食材の”香り・歯ざわり・苦味”がふんだんに取り込まれ、五感が
眼を覚まされました。その食材を大切にお料理して、心からのおもてなし・・・感激しました」
良質な食材と料理の技と穐吉主人の愛、これらのまとまり具合が開花したような
素晴らしい早春を愉しむ事が出来て大満足でした。
ご馳走様!