8/12 2007掲載

宝満山登山 Part2

岩登りの後には”パラダイス”

その前にちょっとルートの検証やってみよう。

竃門神社からの緑線が表道「正面道」 我々が辿ったのは破線経由赤線の「うさぎ道」
大きく迂回して青線「縦走の尾根道」に合流、オレンジのルートはK.mitikoさん径路の「猫谷川新道」

そして遂にやって来ました。

暑さに耐えてよく頑張った、君たちエライ!

私? ツライ。

なんという

絶景、空気がきれいで前回の可也山からの景色同様、目に飛び込んできます。

立花山の向こうには玄界灘に浮かぶ相の島が・・・・・カメラ左に振って

博多湾サイド

アップして見ると

こんな具合。

右から能古島・糸島半島・山削られた辺り九大学研都市・可也山(糸島富士)もクッキリ。

福岡市南部を横切るのは都市高速道、全線開通で環状線となり交通緩和期待されます。

さらに左へ眼をやれば・・・・・

油山の後方

背振山系です。

此処は霊場 竈門神社上宮です。

古代から「神の山」として知られ、大宰府政庁が置かれた時には、大宰府守護の鬼門除けとして、山頂に
八百万の神が祀られたと伝えられています。

大宰府の町

中央の青屋根は「国立博物館」、多くの入場者のご利益!? 天満宮も参道も大賑わい、結構この上なしです。

トンボも歓迎!?

ここからのパノラマも凄い!

筑後平野

左へ振って・・・

耳納山系

標高1200M

英彦山確認!

ちょちょっと待って、あれもしかして

そう

遠く久住山系です。 直線で百キロと離れてないので当然? でも夏場でこんな透明度はそうそうないでしょう。

得した気分で”ランチ・タイム”やあ〜!

「ここがいいばい」

稜線の

しかるべき場所確保、風が通り抜けて此処最高!

たった

それだけで 「足りるとや?」

最近の女子大生

おやつは沢山持参すれど、おにぎり少な過ぎ!

私?しっかり喰ってまっせ。

暫しの休憩の後

下山開始。

奇岩の名所多々拝見

石舞台?

狭い!

「袖摺り岩」

登りとは違って、ペースも良好、一人除いて!?

切り残された岩。

「踵から

着くなよ、つま先から」

道中ずっとお勉強

教室内授業と違って生徒さん皆素直、正にサバイバル・レッスン。

うひゃあ〜、きれい!

通過します・・・・・

ペットボトルの

残量が気になってたところ、、、運よく湧き水地点着。

蘇ります、「気」が。

「さあ、あと一息、気抜くなよ」

これがもし

登りコースだったら・・・

でも、伝言板上では
「まあ宝満山の始めはまず表ですかね」なんて軽く仰る御仁もいて、いやはや少々恥ずかしい思いしてます。

下りは

「正面道」コース、なんなく無事に降りてきました。

竈神社着。

縁結びの神様として有名な竈門神社があります。祭神は玉依姫命。
「お前たち、よーと拝んどかな」

「だいじょうぶ!」

ありがとうございました。

参道にて早速

梅ケ枝餅

&カキ氷

体充分に冷やされました。

学生さん達は電車で福岡へ帰るので駅でお別れ・・・・・一方我々は

二日市温泉の名湯

「博多湯」へとやって来ました。

1300年の歴史を持つ古湯のシンボルは、向かい合って建つ御前湯と博多湯だ。
博多湯は創業が万延元年(1860年)の伝統ある共同浴場である。

「御前湯は循環、博多湯はかけ流し・・・」温泉ガイド信じての来場。

何となく硫黄の香りしますが・・・

鉄分豊富

コーチ、、、お疲れさんっす!

「来週あそこ行こか?」

住所 福岡市紫竹野市二日市湯町1-14-5
tel 092-922-2119
料金 300円
泉質 アルカリ性単純泉・PH8.7

近場で結構納得の湯でした。

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最後に、幼馴染のリワさんから、この宝満山登山レポートについてコメントいただいております。

 最良のレポーター  [返信] [引用]

宝満山レポートPart1に続いてPart2も読みました。
素晴らしい!の一語に尽きます。
片手で数えられるくらいの回数しか行ってないのに何でこんな完璧な山行レポートというのか、山のコースガイドが書けるの?とリワは唖然とする思いです。
宝満山の魅力を余すところ無く伝えてます。
小学生のときに登った表参道の登山路しか知らない私は宝満山がこんなに重厚な雰囲気を持つ自然の豊かな山であることを初めて知った思いです。
登山口に入って最初に出てくる窪んだ道、そしてその後に枯沢(?)を渡るところなんかの画像はまるで大峯の吉野道にそっくりです。(私は早速大峯における舎弟の堂田さんにすぐ見るようにとメールを送りましたが、彼も同感だと思います)
そして圧巻が壁のように屹立する岩場。色合いといい、ひびの入り具合といい、周囲の樹木や下草とのバランスといい、実に風格のある岩場です。
笑顔も消えてしまう、と記されてますが私だったら会心の笑みに思わず頬がゆるんでしまったに違いありません。
しかも岩場を登る風景のなんと絵になることか。その雰囲気は大峯のものに比べても遜色がありません。金山、可也山と見てきながら今回のこの岩場。カズキちゃんは私の知らない間に福岡周辺の山々を丹念に巡り回っていたのだなとしみじみ思いました。

そして心憎いのがPart2の冒頭でルート図が紹介されること。
この山行記の初っぱなではなくてある程度コースを経てきたところで紹介することによってだいたいのイメージができるところが素晴らしいのです。
Part1を見ながら、現在位置を示すのに紹介された立て看板の案内図を見て、登山口とだいたいのコースも色塗りしておいてくれたらいいのにと思っていたらちゃんと先でこのような仕掛けが待っていたというわけです。
私なんか考えつきもしないCapt.Senohの深慮遠謀です。舌を巻きました。
宝満山は頂上も素晴らしいですね。見晴らしの良い頂上というのは往々にして日陰になるような場所が無くて休憩には向いてない場所が多いのですが、皆さんが昼食休憩を取った場所はたたずまいと言い最高です。
頂上からの眺めも素晴らしいですが、私のように九州以外の地に住む歴史好きの人間はやはりそこに広がるのは筑紫の国という感慨を持ちながら眺めることでしょうね。私自身、故郷というより古代の那の津のあった地という認識の方が先に出てくるような感覚でした。古い歴史を持つ地にそびえる修験道の山、宝満山がこんなに素晴らしい山だとは福岡に対する認識がまた変わりました。
それにしてもCapt.Senohの名レポーターぶりには改めてその実力を認識しなおしました。
Capt.Senohの山行レポートで特に感心するのは登る山の登山口の情報もキチッと紹介していることです。登山口の写真が載っているというのは初めて行く人にとってはとても心強いものがあるのです。私は太宰府駅の写真なんか初めて見ましたよ。
このレポートは間違いなくインターネットで見つけることのできる最良の宝満山裏道コースのガイドでしょう。

実は私は今回のレポートを拝見してある願望が生じてきたのです。Capt.Senohにはもっともっと登山力と技術を磨いてもらっていつか大峯奥駈修行に加わってもらい、レポートを書き残してもらおうと。大峯奥駈記録の決定版ができるに違いない、と私は思うのです。

 
リワキーノ  ++.. 2007/08/12(日) 09:44 [9847]

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