奈良・吉城園

ここはYokoさんだったら即座に場所が判りますね。

正面突き当たりを左に行くと戒壇院に至ります。横手の白壁から細い路地に入れば、そこはCapt. Senoh
が如何にも古都奈良らしいと絶賛したところです。
この正面に依水園があり、その隣の角っこに吉城園(よしきえん)があります。


元は興福寺の末寺である摩尼珠院があったところだそうですが、明治になって民間の所有となり、大正
8年に現在の建物と庭園が造られた後、奈良県の所有となり、庭園鑑賞および茶会に広く利用してもら
おうと平成元年に開園したそうです。

この日も茶会があり、それらしき人達が庭園を散策しておりました。


このような建物には和服が本当に似合います。


シャクナゲとモミジ


シャガと山吹


自然に野草が群生しているかのように巧みに植生された庭園内の散策は本当に心が安らぐものがあり、
茶人たちのためにこのような施設を用意するとは奈良県もなかなか雅なことをするなと感心しました。
カエデ科の樹木も多く、秋の紅葉時にも訪れたく思いました。


園内の建物の硝子戸ですがガラスの表面が何か変でしょう?


手打ちガラスだそうで、表面の凸凹が何とも言えぬ味わいを醸し出してます。
このことについてはさすさらさんが専門ですね。

この吉城園については下記のホームページを参照ください。
http://www.narakotsu.co.jp/yoshikien/