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前回の >大徳寺外郭の塀にそっているところだけが現存している溝が を示す、国土地理院地形図の部分コピーです。 右の方に青い2重線が縦に走っているのがそれです。 大徳寺境内の溝も読み取れますが、外郭に沿っているのはここだけです。 前の古地図では大徳寺全体を溝が囲んでいるようにみえます。 城にかぎらず、昔の邸宅、寺などが周囲を溝で囲まれているのは、 防御の意味もあるでしょうが、雨水、生活水の排水にも必要だったでしょう。 40年前になくなった私が産まれた寺も、500坪ばかりでしたが、三方が溝だったのをおもいだします。 ちなみに、右下の方に青線で豚の鼻のような図形がありますが、リワ殿達を案内した養徳院の池。 上の方に、C字状の図形は、これも案内説明した経蔵前の官池です。今は澱んだ池ですが、 往時は外の溝とつながっていたのかもしれない、と思われます。
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