熊野への家族旅行  by リワキーノ 1997.07.31

古いアナログカメラのネガフィルムがたくさん出てきた中にこの家族で行った熊野旅行のものがありました。
今、小春ページでは古い思い出のアルバムを紹介するの流行っているのでそれに便乗して私もこのときのレ
ポートを作らせてもらいました。
なお、使用画像は我が家のフィルムスキャナーではなく、街のフォトショップでスキャナーしてもらったものです
。映像がデジカメそのもののように鮮明でしょう?
息子は中学から、娘は高校から大学まで二人の子を私学に行かせた我が家の経済状態はたいへん苦しいも
のがありまして、就職が決まってこれが学生生活最後の夏となり家族一緒に旅行する最後になるであろう、と
いう今回の旅行も思いっきりけちけち旅行に徹しました。

安い旅行は熊野行きに限ります。
熊野と言っても白浜とか勝浦とか海岸沿いの有名な観光地に宿泊したらら旅行費用は全然安くなく、宿泊の
地はもっぱら内陸部に徹しました。
最初の宿泊地は紀伊半島のど真ん中、我々新宮山彦ぐるーぷにとっては大峰山脈の登山基地とでも言うべき
池原でした。
修験仲間の小田さんから6人用テントを借り、この池原のキャンプ場で私たち親子は野営したのです。

朝のすがすがしさに最高の気分の家内は得意のこんなパフォーマンスを。

ポリタンビニール袋で料理用&飲料用の水を取りにいく息子たち。


朝食も持参の食材で作るのですから安上がりなことこの上も無し。

家内はスープの鍋だけ洗いに行き、


出発の支度をします。


池原を出発して大峯山系の中腹のところにある明神池のところにやってきます。
一月ほど前にアルバトロスクラブの仲間たちとここに来たとき、群がって口をぱくぱく開けるのを見てよっころり
んさんが凄く気味悪がったものでした。


家内の嬉しそうな顔。家内は家族が一緒に行動するとき、一番幸せそうな表情をします。
多くの人との交際に家を空けることの多い私に「どうしてあなたは家族だけでは満足できないの?」と家内は
私を問い詰めたことがあります。
いや、そういう問題じゃないんだけれど・・・


池神社という由緒ある神社が側にあるのですが撮影をしていないのが残念。
ネットから画像を拝借。


同じくネットから明神池の画像を。

美しい山の中の池に魅せられた我が家族はこの池の周りを一周する遊歩道を見つけ、歩くことにしました。



やがて綺麗なトイレと水道口のある道の駅みたいなところに来たようなのですが、ここがどこか、13年経った
今、思い出しません。
大峯山系東側の池原で野営し、この後、玉置山に達するのですからどう考えても奥地川林道を走って大峯山
系西側十津川村の着いたのだろうと思われます。
写っている車はブルーバード。この車、この旅行から2年後、私の奥駈修行最中に私のいないところで事故っ
てナンバプレートしか戻って来なかったのです。


やがて私たちは大峯の霊峰、玉置山に到着。
山頂下の駐車場から山頂に向かいます。
ここら一帯はブナも見られる自然林の林です。


玉置山山頂に着きました。熊野修験団が勤行する靡き前での撮影です。



私が多くの人と付き合おうと家族へ対する忠誠心は毫も崩れることは無いのです。

この日は本宮町(当時。現在は田辺市となる、ガックリ)の川湯温泉に泊まりました。
川原に温泉が出現し、千人湯となる温泉で有名なところです。


私たちファミリーが泊まったのは民宿に近いような安宿でした。でも料理は美味しかったです。


続く